Jリーグの開幕30周年記念イベントが15日、都内で開催された。「J30ベストアウォーズMVP」にはJ1歴代最多出場数(J1=672試合、J2=96)を記録しているMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)が選出された。また、ベストイレブンにはFW三浦知良(UDオリヴェイレンセ/ポルトガル)、井原正巳さん、中村俊輔さん、中村憲剛さんらが選ばれた。

 

 遠藤は今季でプロ生活26年目を迎えているJリーグを代表するプレーメーカーだ。98年に横浜フリューゲルスに入団。2001年にガンバ大阪へ移籍し、選手として飛躍を遂げた。14年にはG大阪の国内3冠(リーグ戦、カップ戦、天皇杯)達成に大きく貢献した。

 

 遠藤はオンラインで、MVP受賞の喜びを語った。

「数多くの選手がいて、名立たる先輩たちが居る中で選んでいただき、本当に嬉しく思います。一応、まだ、現役なので長くやりたいなって思います」

 

 30年間のJリーグの歴史の中で、印象に残っているシーンについては「1993年の開幕戦がすぐに頭に浮かびます。マイヤー選手のゴールは鮮明に覚えています」と述べた。今回の受賞は「Jリーグのファンや支えてくださっている方々のお陰です」と感謝の言葉を口にした。

 

 この日、ベストイレブンに選ばれた中村俊輔さんが登壇していた。旧知の仲の遠藤のMVP受賞についてマイクを向けられると「オレは納得していない(笑)」と会場を沸かせると、遠藤は「納得しろよ!」と軽妙なやり取りを披露した。

 

 

<明治安田J30ベストアウォーズ受賞一覧>

◆MVP 遠藤保仁

 

◆ベストイレブン

GK 川口能活

DF 井原正巳、内田篤人、田中マルクス闘莉王、中澤佑二、松田直樹

MF 遠藤保仁、小野伸二、中村憲剛、中村俊輔

FW 三浦知良