サッカー女子ワールドカップオーストラリア・ニュージーランド大会・準々決勝の女子日本代表(なでしこジャパン)対女子スウェーデン代表の一戦が7日(日本時間)、イーデン パークで行われ1対2でなでしこジャパンが敗れた。90分の間になでしこジャパンはPKのチャンスを得たものの運に見放され、ベスト8で涙をのんだ。

 

 植木、痛恨のPK失敗(イーデン パーク)

なでしこジャパン 1-2 スウェーデン代表

【得点】

[ス] アマンダ・イレステット(32分)、フィリパ・アンイエルダール(51分)

[な] 林穂之香(87分)

 

 なでしこジャパンは3-4-2-1、スウェーデンは4-2-3-1を採用した。

 

 立ち上がりからスウェーデンはフィジカル面の優位性をいかし、前線から圧力をかけていた。特にワントップのFWスティナ・ブラックステニウスを中心としたプレスは秀逸だった。なでしこジャパンは3バックとダブルボランチにプレスをかけられ、思うようにボールを前進させられなかった。

 

 32分、なでしこは左サイドからスウェーデンにFKを与えた。ゴール前に放り込まれるとペナルティーエリア内でこぼれ球を拾われて、DFアマンダ・イレステットに押し込まれ、なでしこは先制を許した。

 

 相手のワントップのプレスに対し、結果的になでしこは後ろに3枚を余らせるかたちとなってしまった。ここを4バックに変更できる柔軟性がほしいところだった。

 

 3バック継続で後半に臨んだなでしこジャパン。後半6分、MF長野風花(リバプールウィメン)がCKの守備の際、エリア内でハンドをとられPKをスウェーデンに献上。これを決められリードを2点に広げられた。

 

 なでしこは42分、途中からピッチに立ったMF林穂之香(リバプールウィメン)が押し込み1点を返すものの反撃ここまで。なでしこジャパンはベスト8で敗退となった。

 

(文/大木雄貴)