30日、第96回選抜高校野球大会第10日が兵庫・阪神甲子園球場で行われた。準決勝第1試合は健大高崎(群馬)が星稜(石川)を5-4で競り勝ち、第2試合は報徳学園(兵庫)が中央学院(千葉)を4-2で破った。

 

◇準決勝

 2年生エース佐藤、21連続無失点

健大高崎(群馬)

5=000|200|300

4=011|100|100

星稜(石川)

 

 健大高崎は2-3とビハインドの7回表、斎藤銀乃助(3年)、高山裕次郎(3年)、箱山遥人(3年)のタイムリーで逆転に成功した。7回裏に1点を返されたものの、8回から登板の佐藤龍月(2年)が2イニングをゼロに抑え、競り勝った。昨秋の神宮王者・星稜は石川県勢初の決勝進出はならなかった。

 

 間木、スクイズ&9回途中2失点

中央学院(千葉)

2=000|100|010

4=100|210|00X

報徳学園(兵庫)

 

 報徳学園は1回裏に4番・斎藤佑征(3年)のタイムリーで先制。4回表に追いつかれた直後の裏には8番・辻本侑弥(3年)の適時打と間木歩(3年)のセーフティースクイズで加点した。9回表、2失点と力投していた先発の間木が2死二、三塁のピンチを招いたものの、リリーフの今朝丸裕喜(3年)がレフトフライに抑えて逃げ切った。報徳学園は昨年に続く決勝進出となった。