日本、サーブル種目初のメダル獲得! 〜パリ五輪・フェンシング女子サーブル団体〜

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 パリ五輪大会11日目、フェンシング女子サーブル団体が日本時間4日に行われ、日本代表が銅メダルを獲得した。日本勢の同種目初のメダル獲得。金メダルには韓国代表を破ったウクライナ代表が輝いた。

(写真:日本サーブル界に新たな歴史を刻んだメンバー ©公益財団法人日本フェンシング協会)

 準決勝でウクライナに敗れて3位決定戦に回った日本、対戦するのは世界ランキング1位のフランスだ。今大会の個人種目金銀メダリストを擁する難敵だ。江村美咲(立飛ホールディングス)、髙嶋理紗(オリエンタル酵母工業)、尾﨑世梨(法政大学/ミキハウス)のメンバーで臨んだ。

 

 先陣を切る江村の相手は個人種目で金メダルを獲得したマノン・アピティ=ブリュネだ。一進一退の攻防となったが、4対5で2番手にバトンを渡した。続く髙嶋は同銀メダリストのサラ・バルゼル。トータルスコア7対10とリードを広げられてしまう。

 

(写真:3位決定戦で活躍を見せた21歳の尾﨑<右> ©公益財団法人日本フェンシング協会)

 ここで登場した3番手の尾﨑が流れを変える。今大会はリザーブ登録だったが、準決勝途中から起用されている。尾﨑はサラ・ヌチェを相手に8対3と大量得点を奪い、15対13と逆転に成功する。

 

 続く髙嶋がリードを守ったまま、江村へ。江村は3対7と相手に大量点を許し、23対25とリードを奪われてしまう。ここで尾﨑がバルゼルに6対5で1点差に詰め寄る。

 

 今度は髙嶋が大仕事をやってのける。ヌチェに6対0と完封。35対30と5点差を付けた。続く尾﨑は2点詰められたが、40対37で江村に託した。

 

(写真:最後の出番できっちりエースの仕事を果たし江村<右> ©公益財団法人日本フェンシング協会)

 個人戦を含め、なかなか調子が上がらないエースも意地を見せる。バルゼルに4対3とリードし、王手をかけた。フィナーレは鋭い出足からサーブルを横に切るかたちで有効面にヒットさせる。緑のランプが灯り、日本に45ポイント目が加わる。

 

 これまで五輪において、フルーレが北京大会、エペが東京大会でメダルを獲得してきたが、フルーレは表彰台に上がったことがなかった。今大会好調の日本フェンシング界。新たな歴史を4人の剣士たちが打ち立てた。

 

(文/杉浦泰介)

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