日本、開催国フランスと熱戦 東京の雪辱ならず銀 ～パリ五輪・柔道混合団体～
パリ五輪大会11日目、柔道競技の最終日が現地時間３日に行われ、混合団体はフランスが大会連覇を達成した。日本はフランスに決勝で敗れ、２大会連続の銀メダルだった。
前回の東京五輪から正式種目に採用された混合団体。階級に応じて各国６人の代表を選出して行う。引き分けはなし、３対３となった場合は抽選選ばれた階級による代表戦で決着をつける。
日本は90kg以下級に村尾三四郎（JESグループ）、70kg超級に高山莉加（
１人目の村尾はゴールデンスコアで技ありを奪い、先手を取る。
３番手の斉藤は今大会100kg超級で３度目の金メダルを手にし
ここで登場したのが48kg級金メダリストの角田。
王手をかけた日本。東京大会の雪辱を果たすまで、
勝負の行方は代表戦へ。ビジョンに映し出されたルーレットで「＋90kg級」が表示された。英雄の再登場に会場は大いに沸いた。斉藤vs.リネール。最重量級によるゴールデンスコア、両者指導２つの大接戦は、６分に決着がついた。リネールの大内刈りで一本。またしても金には届かなかった。
（文／杉浦泰介）
