高知ファイティングドッグスは26日、藤城和明監督(写真)、森山一人コーチ、小牧雄一コーチの全首脳陣と来季の契約を結ばないことを発表した。後任人事は未定。
 高知球団では22日に新しい経営体制が発表され、来季以降も活動の継続が決定した。藤川順一新代表は、今回の人心一新について「“新生・高知ファイティングドッグス”を作り上げるため」としている。

▼香川・ブライスがオーストラリア代表に召集
 藤城監督はリーグ初年度より、高知の監督に就任。巨人での投手コーチ経験を生かし、相原雅也(現かずさマジック)、高梨篤(06年限りで退団)らを中心とした強力投手陣を形成。初年度の記念すべき年間王者に輝いた。2年目の前期も優勝を果たし、選手が毎年入れ替わる中、リーグの強豪チームとして安定した成績を残した。
 また、地域密着への活動も熱心で、地元の田植えに参加したり、坂本龍馬の格好に扮してお祭りに参加したりと、県民から愛される存在だった。特に今回の経営難の報道が出ると、グラウンドでファンを前に土下座し、涙ながらにチームの存続を訴えた。

 今季が3年目となる森山コーチは昨年ルーキーだった角中勝也にバッティングを指導。打撃のコツを掴んだ角中は、秋のドラフトで千葉ロッテに指名され、1年目で1軍昇格、初安打を記録した。
 小牧コーチは昨年より高知の首脳陣に加わり、ヘッド格として藤城監督を支えた。昨夏、藤城監督が体調不良で休業した際には、監督代行を務めた。

 チーム成績、選手の育成、地域への貢献……。藤城監督をはじめとする高知の首脳陣に対する評価は高いものがあった。新生・高知をアピールするためとはいえ、球団にとっては大きな人材流出となることは否めない。後任の首脳陣でチームはどんな一歩を踏み出すのか。これからの動きを注視したい。

<香川・ブライスがオーストラリア代表に召集>

 香川オリーブガイナーズのトム・ブライス選手が、11月に台湾で行われるIBAF(国際野球連盟)ワールドカップに出場するオーストラリア代表チームに召集されたことがわかった。ブライスは29日に香川を離れる。

 ブライスは過去、オーストラリア代表としてアテネ五輪に出場(銀メダル)。また、昨年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でも代表に選ばれた。オーストラリア代表はW杯終了後、来日し、北京五輪予選に臨む日本代表チームと11月22日から親善強化試合を行うことになっている。ブライスは今シーズン9月からの加入ながら、打率.344、本塁打2、打点15と勝負強いバッティングをみせた。親善試合とはいえ、星野ジャパンにとって手ごわいバッターとして立ちふさがりそうだ。

<10月27日(土)の予定> 
◇グランドチャンピオンシップ第3戦
サーパススタジアム 香川−石川 18時
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