徳島インディゴソックスは28日、西宮・阪神鳴尾浜球場で阪神2軍と交流試合を行った。徳島は初回、元千葉ロッテ・白川大輔の犠飛で1点を先行すると、先発の角野雅俊が6回を1失点の好投。終盤には相手のミスに乗じて得点を重ね、3−2で接戦をモノにした。
長崎セインツが23日、福岡ヤフードームで福岡ソフトバンク(2軍)と交流試合を行った。ソフトバンクはオフに右ひざ手術を受けた影響で調整が遅れていた主砲の松中信彦が「1番・DH」で出場。長崎投手陣は松中こそ4打数1安打に抑えたが、2回に立岡宗一郎のタイムリーの満塁本塁打などで5点を失うと、6回までに14失点。反撃は6回の大西正剛のタイムリーによる1点にとどまり、1−14で敗れた。
香川オリーブガイナーズが21日、山口県の由宇練習場で広島2軍と交流試合を行った。香川は初回、先発・高尾健太が先頭の赤松真人への四球をきっかけに3点を失うと、計5投手で被安打13、四死球8の乱調。打線は6回に加登脇卓真のタイムリー、8回に中村真崇のホームランなどで反撃したものの、遠く及ばず4−13で敗れた。
愛媛マンダリンパイレーツが20日、山口県の由宇練習場で広島2軍と交流試合を行った。愛媛は篠原慎平、能登原将のリレーで相手を被安打4、2失点に抑えたが、打線がわずか3安打にとどまり、1−2で接戦を落とした。21日には香川が同練習場で広島2軍と対戦する。
四国・九州アイランドリーグ選抜チームが16日、福岡ヤフードームで福岡ソフトバンクホークスと交流試合を行った。ソフトバンクは20日のパ・リーグ開幕を前にしてスタメンに主力選手を揃え、昨季11勝をあげたホールトンが先発した。リーグ選抜は2回、先発の吉川岳(高知)が小久保裕紀、多村仁志に連続2塁打を許すなど、集中打を浴び、5点を失う。対する打線は昨季の新人王・攝津正らも登板した相手投手陣の前にわずか2安打に抑えられ、0−6で敗れた。
長崎セインツが14日、山口県の由宇練習場で広島2軍と交流試合を行った。広島は2回、中谷翼(元愛媛)のタイムリーで1点を先行すると、長崎投手陣の乱調と守備の乱れにつけこみ、4回に4点、7回に3点を追加。最終回も中谷が2ランを放ち、長崎は1−11で敗れた。長崎は打線が散発4安打で1点止まり。守っては8四死球と2失策で課題の多いゲームだった。
四国・九州アイランドリーグは16日のソフトバンクとの交流試合(福岡・ヤフードーム)に出場するリーグ選抜チームのメンバー25選手を発表した。20日のパ・リーグ開幕を前に、ソフトバンクの最終調整の相手を務めるとあって、元オリックスの前川勝彦(香川)、元ヤクルトの伊藤秀範ら実績を重視した構成となった。また新人から内野手として評価が高い東弘明(徳島)、俊足の安田圭佑(高知)が選ばれた。選抜チームの指揮は高知・定岡智秋監督が執る。
徳島インディゴソックスは大阪商業大学の山村裕也捕手が球団独自のトライアウトを経て、入団が決まったと発表した。山村は強肩強打の捕手として関西六大学で4度ベストナインに輝き、2月初旬にはメジャーリーグのフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結ぶと報じられた。ところが、最終的に契約がまとまらず、交渉が白紙に戻っていた。徳島は昨季の正捕手、荒張裕司が北海道日本ハムに入団しており、メジャーも注目した逸材の獲得は、その穴を埋めて余りある補強となりそうだ。
四国・九州アイランドリーグ選抜が28日、サーパススタジアムで阪神2軍と交流試合を行った。リーグ選抜は4回、2番手の吉川岳(高知)がBCリーグ・富山出身の野原祐也に2点3塁打を浴びるなど、3点を先行される。打線は6回に智勝(香川)のタイムリーで1点を返し、8回にも犠飛で1点差に詰め寄ったものの、後続を断たれ、2−3で敗れた。投手陣は吉川以外の7投手がいずれも阪神打線を無失点に抑えた一方、打線は4安打と若手主体の相手に低調だった。
香川オリーブガイナーズは27日、サーパススタジアムで阪神2軍と交流試合を行った。香川は新入団の韓国人ナックルボーラー、キム・ギョンテが立ち上がりに1点を失うも、3回2安打でまずまずの内容。7回には元オリックスの前川勝彦が登板し、ランナーを出しながら無失点に抑えた。一方の打線は無死満塁と攻めながら併殺打で1点止まり。以降も走者を出しながら攻撃が続かず、1−6で敗れた。28日にはアイランドリーグ選抜が同球場で阪神2軍と対戦する。
高知ファイティングドッグスは、昨季限りで退団した山崎章弘コーチ(現関西独立リーグ・神戸コーチ)の後任として、元南海の山田勉氏が就任すると発表した。山田氏は大阪府出身の51歳。大鉄高−松下電器を経て、81年にドラフト4位で南海に入団した。定岡智秋監督とは先輩、後輩の間柄にあたる。85年にウエスタンリーグで首位打者を獲得して、89年に広島に移籍後、引退した。通算成績は実働8年で391試合、打率.253、8本塁打、176打点。昨年は関西独立リーグ・明石のコーチを務めていた。
高知ファイティングドッグスは23日、春野球場でキャンプ中の埼玉西武(B班)と交流試合を行った。高知は先発の吉川岳が初回に2点を失うなど、5人の投手で計5失点。一方の打線は西武の6投手を相手にホームを踏めず、0−5で敗れた。
四国・九州アイランドリーグは28日の阪神2軍との交流試合(高松・サーパススタジアム)に出場するリーグ選抜チームのメンバー22選手を発表した。今季の新加入選手は3名。うち2名は元オリックスの前川勝彦(香川)、元千葉ロッテの大谷龍次(徳島)で、実績を重視した構成となった。球団別では地元の香川が9選手と多く、長崎の選手はひとりも選ばれなかった。選抜チームの指揮は香川・西田真二監督が執る。
高知ファイティングドッグスは13日、安芸市営球場でキャンプ中の阪神2軍と交流試合を行った。高知は初回に梶田宙のタイムリーで1点を先制すると、先発左腕の吉川岳が3回を無失点。以降も5人の投手リレーでタイガース打線にホームを踏ませず、3−0で勝利した。高知は昨年7月に続き、対阪神戦2連勝。
高知ファイティングドッグスは12日、高知球場で韓国プロ野球のSKワイバーンズと交流試合を行った。高知は先発の野原慎二郎が乱調で、2回までに計8点を失う。一方、打線は5人のSK投手陣に4安打に封じられ、0−9で完敗を喫した。今季の初実戦が黒星スタートとなった高知は14日には安芸市営球場で阪神2軍と対戦する。
福岡ソフトバンクホークスは10日、四国・九州アイランドリーグ選抜と3月16日にヤフードームで練習試合を開催すると発表した。パ・リーグは3月20日に開幕するため、ソフトバンクにとってはシーズン前の最後の実戦となる。試合後には秋山幸二監督らコーチ陣、選手も参加しての壮行会も開催予定で、最終調整のため1軍選手が勢ぞろいする可能性は高い。リーグ選抜に選ばれたメンバーには貴重な腕試しができそうだ。
四国・九州アイランドリーグは8日、2010シーズンの各球団のホーム開幕戦の日程を発表した。シーズンの開幕は4月3日(土)。昨季のリーグチャンピオンシップを争った長崎と高知がいきなり激突する。福岡の活動休止に伴い、5球団のリーグ戦となる今季は、三重、大阪の2チームで今春開幕するジャパン・フュチャーベースボールリーグ(JFBL)との交流戦を各球団が前後期6試合ずつ組み入れ、前期38試合、後期38試合の計76試合制で実施される。それぞれの優勝チームは9月末にリーグチャンピオンシップを行う。全日程詳細は2月下旬に正式発表される予定。
NPB12球団は2月1日、一斉にキャンプインする。各球団のルーキーたちは、キャンプに先立ち、合同自主トレに励んでいた。今季よりNPBの門をくぐるアイランドリーグ出身の横浜・福田岳洋投手(元香川)、北海道日本ハム・荒張裕司捕手(元徳島)、東北楽天・松井宏次内野手(元長崎)も他の新人たちと同様、初めてのキャンプに向けて準備を整えた。1年目からの飛躍を狙う彼たちの自主トレの様子を追った。
広島東洋カープのドミニカアカデミーより昨シーズンまでアイランドリーグに派遣されていたウィルフィレーセル・ゲレロ投手が広島の育成選手として登録されることが決まった。ソリアーノは08年に長崎、09年の後期は徳島に在籍。12試合に登板して5勝2敗、防御率1.69の成績で最優秀防御率のタイトルを獲得していた。長崎時代は制球難だったが、加藤博人コーチの指導により、急成長。昨秋のみやざきフェニックスリーグでも好投をみせ、広島の秋季キャンプに参加していた。広島での背番号は140。今後は2軍公式戦への出場が可能になり、実戦でアピールして支配下登録を目指す。
香川オリーブガイナーズは元巨人の加登脇卓真内野手の入団を発表した。加登脇は北照高から投手として2006年に高校生ドラフト3巡目で巨人入り。1軍での試合出場はなく、08年限りで戦力外通告を受けていた。昨季は野手に転向し、専門学校に通いながら西多摩倶楽部でプレーしていた。なお、練習生から昇格する予定だった中村晃宏内野手が肩のケガからの回復が思わしくなく、入団を辞退している。
香川オリーブガイナーズは、元オリックスの前川勝彦投手の獲得を発表した。前川はPL学園出身で西田真二監督、前田忠節コーチの後輩にあたる。1997年にドラフト1位で近鉄に入団。01年に12勝をあげてチームのリーグ優勝に貢献したが、阪神を経てオリックスに在籍していた07年に無免許でひき逃げ事件を起こし、契約を解除されていた。その後はドミニカに渡り、昨年はセントルイス・カージナルスとマイナー契約を結んでいた。前川にとっては4年ぶりの日本球界復帰となる。NPBでの通算成績は31勝45敗、防御率5.26。香川は伊藤秀範(元東京ヤクルト)、深沢和帆(元巨人)に続き、3名の元NPB投手が在籍する形になった。
徳島インディゴソックスは千葉ロッテを昨季限りで自由契約となった白川大輔内野手ら3選手の入団を発表した。白川は2007年に高知でプレーし、そのオフ、ロッテから将来性を買われて育成4巡目指名を受けた。ところがNPBではファームでも出番が少なく、昨季の2軍公式戦出場はわずか4試合。ロッテでの2年目を終えた昨オフ、戦力外となっていた。徳島には弟の勇輔内野手が所属しており、同じチームに兄弟でプレーする形になる。
愛媛マンダリンパイレーツは昨季の前期MVPで長崎セインツの末次峰明外野手が移籍したと発表した。末次は昨季、BCリーグの新潟アルビレックスBCより長崎入りし、和製大砲として活躍。80試合で打率.348(リーグ3位)、16本塁打(2位)、69打点(2位)の好成績を残した。愛媛は昨オフ、大島慎伍、檜垣浩太ら主力打者が退団しており、打線の軸として期待がもてそうだ。
長崎セインツは今オフ、千葉ロッテマリーンズを戦力外になった小林憲幸投手らの入団を発表した。リーグ創設の2005年、徳島入りした小林はチームのクローザーを務め、08年に育成ドラフト3巡目でロッテに入団。1年目はファームで22試合に登板するなど、支配下登録が期待されたが、今季は12試合と登板機会が減少し、戦力外通告を受けた。11月に2度参加したNPB12球団合同トライアウトでも獲得に名乗り出るチームは現れず、本人はアイランドリーグ復帰を示唆していた。
香川オリーブガイナーズは今季、BCリーグ・新潟アルビレックスBCでプレーしていた元東京ヤクルトの伊藤秀範投手らの入団を発表した。伊藤はリーグ創設の2005年から2年間、チームに在籍しており、4年ぶりの復帰となる。伊藤は07年に香川から育成選手としてヤクルト入り。同年の開幕前に支配下登録され、開幕1軍も果たしたが、2年間で5試合0勝1敗の成績で08年オフに戦力外通告を受けていた。今季はNPB復帰を目指して、香川時代の恩師・芦沢真矢監督率いる新潟に入り、12勝8敗1セーブ、防御率2.32の成績を残している。復帰にあたって伊藤は「もう1度原点に戻って野球をしたかったし、香川に恩返しをしたかった。(元ソフトバンクの)山田(秋親)さんがロッテに復帰して希望が出てきた。しっかり自分を追いこんでNPBに再チャレンジしたい」と語っている。