四国アイランドリーグは28日、後期優勝へのマジックを2としていた香川オリーブガイナーズが、サーパススタジアム(高松)で行われた2位・愛媛マンダリンパイレーツとの直接対決を1−0で制し、昨年の後期から3期連続の優勝を決めた。

 前期優勝した香川は後期も積極的に選手を補強。8月には元千葉ロッテの亮寛を獲得し、セットアッパー役を務めた。また8月に入団したオーストラリア人助っ人のブライスは16試合で15打点を稼ぎ、勝負強さを発揮した。

 さらに西田真二監督は前期に出場機会の多くなかった若手を積極的に起用。野手では生山裕人(八尾ベースボールクラブ出身)が3割近い打率を残し、レギュラーを張った。投手では金子圭太(横浜国大出身)がローテーションに入り、3勝をマークした。

 後期はスタートから香川と愛媛が激しく競り合う展開だった。終盤はここに高知が加わる混戦状態。残り10試合を切った段階で3チームが1.5差内に接近する日もあった。しかし、最後は従来の主力に若手と新戦力が融合した香川が地力をみせて抜け出した。 

 この結果、後期シーズンの各チームの最終順位も確定し、前期とまったく同じ並びになった。優勝した香川に続いて2位は愛媛。3位は9月に入って猛追をみせた高知。最下位はリーグワーストの19連敗を喫した徳島だった。

 香川は10月5日(金)から始まるリーグチャンピオンシップで年間勝率2位の愛媛と年間王者をかけて戦う。香川には連続優勝のアドバンテージとして1勝が与えられる。チャンピオンシップは3戦先勝制だが、香川は先に2勝すれば、2年連続の年間王者に輝く。

 アイランドリーグの公式戦は9月30日(日)に全日程を終了予定。リーグチャンピオンシップの勝利チームは10月20日(土)から開催される独立リーググランドチャンピオンシップに出場し、北信越BCリーグ初代チャンピオンと激突する。

 また各チャンピオンシップに出場しない球団の選手を中心にアイランドリーグ選抜チームが編成され、10月8日から開催される宮崎での秋季教育リーグ(フェニックス・リーグ)に参加する。

◇9月28日(金)
 天野、トップタイの12セーブ目で胴上げ投手に(香川8勝6敗1分、サーパススタジアム、1,221人)
愛媛マンダリンパイレーツ 0 = 000000000
香川オリーブガイナーズ  1 = 01000000×
勝利投手 塚本(10勝2敗)
敗戦投手 浦川(9勝10敗6S)
セーブ   天野(7勝6敗12S)

 今季2度目の2ケタ得点 連敗19でストップ(徳島2勝10敗3分、高知市営球場、399人)
徳島インディゴソックス   12 = 011010702
高知ファイティングドッグス  3 = 110000010
勝利投手 安里(2勝1敗1S)
敗戦投手 西川(11勝10敗2S)
本塁打   (高)古卿3号ソロ、4号ソロ

<順位表>  勝   負   分   勝率   差  残    
 香川   26  13   4  .667  優勝  2  
2 愛媛   25  17   1  .595  2.5  2
3 高知   21  18   4  .538  2.5  2
4 徳島   7  31   5  .184  13.5  2

<9月29日(土)の予定> ( )内は予告先発 
坊っちゃんスタジアム 愛媛(梶本)−徳島(渡邊) 18時
太陽石油シリーズ、中予地域の日
・松山市、伊予市、東温市、久万高原町、松前町、砥部町在住の高校生以上の方は当日券を800円(通常1,000円)で販売(住所を証明できるものをご持参ください)。
・5回終了時、太陽石油ガソリン100L相当分(15,000円分)、選手遠征用バッグなどのレアグッズなどが当たる抽選会。
太陽石油ロゴ入り選手サインボールをスタンドへ投げ込み。

サーパススタジアム 香川(松尾)−高知(山隈) 18時
香川、ホーム最終戦
入場無料
・5回終了時、当たり付サインボールを選手が投げ入れ。当たりを手にした方にはリーグチャンピオンシップのチケット引換券をプレゼント。
・リーグチャンピオンシップの入場券を特別販売。
・試合前に優勝セレモニー、試合終了後にビクトリーランを実施。

太陽石油はアイランドリーグのオフィシャルスポンサーです[/color][/size]