11月の1週目、チーム創設後初めて、オフ以外で練習をお休みにさせていただきました。理由は確保していたグラウンドが急きょキャンセルとなってしまったためです。公立高校のグラウンドをお借りしている以上、学校側の都合には従わなくてはいけません。ナイターであればグラウンドを手配できたのですが、今季の公式戦が終了していたこともあり、スタッフから休みの許しをもらうことができました。
 10月にも一度グラウンドが突然キャンセルされたことがあったのですが、まだ公式戦が控えている時期だったこともあり、そのときは「練習を休みにすることは絶対に駄目だ」とスタッフ言われ、急いで球場を手配しました。そのことがあったので、今回休みの許可が出たのには正直驚きでした。

 時間があったので、久しぶりにチーム名でネットサーフィンをしてみたところ、チームの試合を観に来てくれたお客さんの新しいブログ記事を見つけました。
 ひとつは10月25日に行われた公式戦最終戦を観に来てくれた方でした。「9回、逆転される前にピッチャーを交代していれば勝ったのではないか」とのご意見がありました。監督・コーチが不在で投手交代のタイミングがつかめなかったのも敗因の一つだと思っていたので、観客の方も熱心に見て下さっているのが感じられて、とてもうれしい気持ちになりました。
 もうひとつは9月に行われた茨城GGとの試合でした。某スポーツメーカーの方のブログだったのですが、以前から我がチームの試合を何度か見て下さっているとのことでした。茨城GGがメインで紹介されている文章でしたが、その冒頭にこんな一文がありました。
 「何度か試合を見させて頂きましたが、以前よりもチーム力が上がって、素晴らしいチームになっていました」
 今年は一度も埼玉県予選を突破することができず、あと一歩という状況が続いた一年だったので、このような評価をしてくれる方がいることはとても励みになります。
 
 なかなか勝てない状況が続いていた時、強くなるためには安定した練習場所を確保することが先決だと言われ、なんとか現在の状況までグラウンドを確保することができるようになりました。しかし、いくつかの高校グラウンドをお借りする状況が続いていて、専用の球場や部室、車を持っているチームに比べれば環境は悪いです。
 今回のブログを見て、さらにチームのレベルを上げていくためには、もっとスタッフが努力しなければならないのではないかと考えさせられました。

 12月中旬から1ヵ月のオフに入ります。その期間、来季のためにスタッフとして何ができるかを考え、充実した準備期間にしたいと思っています。

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広瀬明佳
福島県郡山市出身。母がソフトボール、兄が野球をやっていたことから中学・高校時代ソフトボール部に所属。大学時代軟式野球サークル。前職での仕事をきっかけに初めて硬式野球の道へ。現在、埼玉県内の硬式野球クラブチームに所属。チームの紅一点として奮闘中!

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