10月25日、今季最終戦となる秋季大会が行われました。
 今回の初戦は9月に行われたさいたま市長杯で敗れてしまった所沢です。今季一度も所沢には勝利していないこと、今季最終戦とういうこともあり、なんとか準決勝まで勝ち上がって企業チームと対戦したいと思っていました。
 1回に互いに1点ずつを取り合いますが、2回にヒットとパスボールで2、3塁になり、そこにタイムリーを打たれて3対1とリードされます。それから7回表までこう着状態が続き、そろそろ追いつかないとまずい7回裏に3点を返し、1点リードとします。リードした我がチームは大盛り上がりです。
 リードしたのも束の間、打力が素晴らしい所沢に8回表に4点を入れられ、7対4と3点差をつけられます。
9回表を無失点で切り抜けると、選手全員が9回裏に絶対に追いつこうと、猛反撃をしたのですが、逆転のランナーを残して最後はゲッツーでゲームセット。7対6で敗れ、前回のさいたま市長杯に続き今回もあと一歩及びませんでした。

 負けてしまったことは悔しかったのですが、監督とコーチがいない中、内容の悪くない試合ができたことは良かったと思います。
 キャプテンを中心に、控えの選手がサインを出し、ピッチャー交代は選手間の話し合いで決めました。エンジンを組む時も、相手ピッチャーの攻略法をみんなで共有したりもしていたようでした。いつもと同じ当り前のことをやっているのですが、チームが同じ目標を持って強い気持ちで戦っていることがひしひしと伝わってきました。監督とコーチがいないからこそ今回の試合は勝ちたかったという思いもあったと思います。

 試合中も選手の声が途切れることがなかったので、監督とコーチがいないとき選手はイキイキするのか……と思ってしまうほどでしたが、いつもより元気がよく見えたのは、みんなの勝ちたいという気持ちが大きかったからだと思います。

 これからオフシーズンに入りますが、しっかり練習して、来年に備えたいと思います。


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広瀬明佳
福島県郡山市出身。母がソフトボール、兄が野球をやっていたことから中学・高校時代ソフトボール部に所属。大学時代軟式野球サークル。前職での仕事をきっかけに初めて硬式野球の道へ。現在、埼玉県内の硬式野球クラブチームに所属。チームの紅一点として奮闘中!

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