1月23日(土)、愛媛県伊予郡松前町にある巨大ショッピングモール「エミフルMASAKI」内グリーンコートにて開催された「2010シーズン愛媛FCキックオフフェスタ」。新シーズンの到来を告げる、このイベントでは、前回お伝えした新加入選手のお披露目、各選手の背番号発表の他にも、2010シーズンのチーム・スローガンや新ユニフォームの発表なども行われた。
(写真:松山市・中村時広市長(左)も選手たちを激励)
 注目の2010シーズンのチーム・スローガンは、『E−advance 〜愛媛進化〜』。「選手、サポーター、スポンサー、行政、スタッフなど、愛媛全体がひとつになって前進し、更なる進化を遂げるチームを目指そう!」という思いが込められたスローガンである。
 イベント内にて新スローガンを力強く発表した亀井文雄(愛媛FC)社長は、「今年は、8位以内を目指します! その目標を達成できる選手たちが、集まってくれたと思います。1年1年成長して、県民の皆さんへ夢を与えられるようなチームになりたいです」と目標を語った。
 
 その後、挨拶を行ったバルバリッチ監督は、北島雅陽通訳を通し、次のようなコメントを残した。
「今年の目標はリーグ戦で8位以内に入ることです。愛媛を代表するという意識を選手たちが常に持ち、我々を応援してくれるサポーターの皆様と我々が一体になって、共同作業を進めていければ、目標を達成できると自分は自信を持っています。応援よろしくお願いします!」
 
 イベントは進み、真新しいユニフォームをまとった4選手が、ステージ上に登場した。2010シーズンの愛媛FC公式ユニフォームの、お披露目である。
 ファースト・ユニフォームを吉川健太選手、セカンド・ユニフォームを高杉亮太選手、GK用ファースト・ユニフォームを川北裕介選手、GK用セカンド・ユニフォームを兼田亜季重選手と、それぞれが新ユニフォームを着用し、モデルを務めた。

 ファースト・ユニフォームの基本色は、チームカラーのオレンジだが、ところどころに入るラインやアクセントの色に、例年のネイビーブルーの他、鮮やかなシルバーも加わり、一段と精悍なイメージが増している。
 セカンド・ユニフォームの基本色は、今年も白。そこにネイビーブルーとオレンジのラインやアクセントが入る。腹部に入るラインは、左右に異なる配色がなされ、非対称となっているところがユニークである。

 旧型と大きく異なる点と言えば、いわゆる胸番号と称される正面側に入る背番号の配置だ。これまでは、ユニフォーム中央の「みぞおち」に近い部分へプリントされていたが、新ユニフォームでは右胸上部に番号が配置されており、ゲーム中における視認性の向上が期待できる。
 GK用ユニフォームは、旧型と変わらず、ファースト・ユニフォームの基本色は緑。セカンド・ユニフォームの基本色は黄となった。
 これら新たなユニフォームが、皆から『カッコいい!』と思われるように、選手たちには素晴らしいプレーをピッチ上で展開していただきたいものだ。
 
 イベントの最後に、人気者の関根永悟選手による挨拶が行われた。
「去年は悔しい思いをしたので、今年は一丸となって頑張りたい! 開幕戦の対戦相手(ファジアーノ岡山)の地元からは、たくさんのサポーターが駆け付けると思うので、数で負けないように、愛媛のサポーターも大勢、スタジアムへ足を運んで下さい!」と新シーズンへの抱負とサポーターへの希望を述べていた。
 
 いよいよ開幕まで1カ月を切った、2010シーズンのJ2リーグ戦。明確な目標が掲げられる中、チームの準備も着々と進んでいる模様で、期待も膨らんでいくばかりだ。私たちサポーターも高い志を抱きつつ、準備に万全を期して、新シーズンでの闘い初めを迎えたいと思っている。


松本 晋司(まつもと しんじ)プロフィール
 1967年5月14日生まれ、愛媛県松山市出身。
 愛媛FCサポーターズクラブ「Laranja Torcida(ラランジャ・トルシーダ)」代表。2000年2月6日発足の初代愛媛FCサポーター組織創設メンバーであり、愛媛FCサポーターズクラブ「ARANCINO(アランチーノ)」元代表。愛媛FC協賛スポンサー企業役員。南宇和高校サッカー部や愛媛FCユースチームの全国区での活躍から石橋智之総監督の志に共感し、愛媛FCが、四国リーグに参戦していた時期より応援・支援活動を始める。
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