ボストン・レッドソックスの松坂大輔は9日、本拠地でのデトロイト・タイガース戦に先発。7回途中まで4安打無失点に抑え、前回登板に続く今季2勝目をマークした。レッドソックスは最終回、岡島秀樹が3人で締め、5−0で快勝した。
 この試合、レッドソックスにとっては本拠地フェンウェイパークの開幕ゲーム。日本開幕戦、米本土での開幕戦に続き、今季3度目の“開幕投手”を務めた松坂はボストンのファンの前で安定した投球をみせた。

 開幕6連敗中と元気のないタイガースを相手に、毎回の7奪三振。走者を背負ってからは凡打を打たせて、ピンチを切り抜けた。球数も7回の降板時に108球とほぼ理想的な内容だった。9回にマウンドにあがった岡島も2三振を奪うなど好調で、開幕から4試合連続無失点リリーフを続けている。

【野茂.vs松井秀は10日以降にお預け】

 3年ぶりのメジャー昇格を果たしたカンザスシティ・ロイヤルズの野茂英雄は、本拠地でのニューヨーク・ヤンキース戦にベンチ入りしたが、登板機会がなかった。野茂は6日のメジャー復帰以降、いまだ登板がない。

 10、11日も本拠地で同カードが組まれており、野茂の復帰登板に加え、05年6月以来となるヤンキース・松井秀喜との対決が実現するかどうかも注目が集まる。またロイヤルズの薮田安彦もこの日は出番がなかった。