四国アイランドリーグは24日、前期優勝へのマジックを1としていた香川オリーブガイナーズが、サーパススタジアム(高松)で行われた高知ファイティングドッグス戦で4−3と勝利した。この結果、香川が残り5試合に全敗しても他のチームが上回る可能性がなくなり、前期優勝が決定した。

 香川は昨年の後期に続き、2期連続のリーグ制覇。10月に行われる後期優勝チーム(香川が後期も優勝の場合は年間勝率2位チーム)とのリーグチャンピオンシップの出場権を確保した。

 今季の香川は深沢和帆(巨人)、伊藤秀範(東京ヤクルト)と2投手がプロ入りで抜けたものの、代わって広島から天野浩一が加入。6勝をあげただけでなく、元NPB選手の存在が他の投手陣に刺激を与えた。胴上げ投手となった3年目の松尾晃雅はハーラートップの8勝をあげ、新加入の金子圭太、松本健太も先発で結果を残した。
 打線は昨季の総合優勝に貢献した主力メンバーが今年も健在だった。丈武がリーグ新となる月間5本塁打でアーチを量産すれば、4番に座った智勝が3割を超える打率とリーグトップの19盗塁で攻撃の要を担った。

 開幕後1ヶ月は高知と首位を争う展開だったが、5月に入って6連勝(1分含む)、5連勝と白星を重ね、首位を固めた。結局、最下位から猛追した2位・愛媛に4ゲーム差をつけ、ゴールに飛び込んだ。 
 前期は7月1日(日)に全日程を終了予定で、後期は7月13日(金)に開幕する。

6月24日(日)
 国本、優勝呼び込む先頭打者HR(香川7勝4敗2分、サーパススタジアム、4,756人)
高知ファイティングドッグス 3 = 000000003
香川オリーブガイナーズ  4 = 20002000×
勝利投手 松尾(8勝2敗)
敗戦投手 捻金(1勝5敗)
本塁打   (香)国本3号ソロ

 4連勝、球団初のシーズン勝ち越し決定(愛媛13勝2敗、今治市営球場、1,156人)
徳島インディゴソックス   2 = 100000001
愛媛マンダリンパイレーツ 6 = 40000002×
勝利投手 梶本(6勝3敗1S)
敗戦投手 渡邊(4勝6敗)
セーブ   宇都宮(2勝2敗2S)

<順位表> 勝   負   分   勝率   差   残    
 香川  23   10   7  .697  優勝 5
2 愛媛  22   17   3  .564  4.0  3
3 高知  17   19   4  .472   3.5  5
4 徳島  11   27   4  .289  7.0  3

<6月25日(月)の予定> ( )内は予告先発
高知市営球場  高知(西川)−香川(松本) 13時
・5回裏にファンと選手の交流イベント

<6月26日に香川−高知戦を追加>
 IBLJは、雨天中止になった香川−高知戦を、6月26日(火)18時からサーパススタジアムで行うと発表した。

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