女子52kg級・落合倖、大会2連覇で全国大会へ弾み ~東京学生柔道体重別選手権大会~

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 8月31日、2025年度東京学生柔道体重別選手権大会が東京・日本武道館で行われた。男女14種目が行われ、計144人が全日本学生柔道体重別選手権大会(9月27、28日@日本武道館)への出場切符を手にした。女子52kg級は落合倖(東京学芸大学3年)が連覇を達成。3年連続出場を決めると共に、各種目上位2人までに与えられる講道館杯全日本柔道体重別選手権大会(11月1、2日@千葉ポートアリーナ)の出場権を得た。

 

 落合は自らの武器である巴投げと寝技を軸に勝ち上がった。「今までやってきたことをどれだけ出せるか、力試しの大会」。決勝は東海大学3年の横田ひかり相手に積極的に巴投げを仕掛けた。
「手足が長い選手だったので、待ってしまうのは良くないと思い、前に出ようと思い試合をしました」
 試合時間4分では決着がつかず、ゴールデンスコアによる延長戦に突入した後も攻め続けた。1分10秒、巴投げで有効を奪い、勝負あり。大会2連覇を達成した。久保田浩史監督は「いいコンディションで臨めたので実力を出せたと思います。常にこういうコンディションをつくれたらいい」と評価した。

 

 巴投げと寝技の組み合わせと言えば、同じ東京学芸大出身でパリオリンピック女子48kg級金メダリストの角田夏実を連想する人も多いだろう。
「今は全然、夏実さんには及びません。練習に来ていただいた時には質問したら何でも答えてくれます。全く同じ巴投げはできませんが、自分に合うところは採り入れています。夏実さんみたいに勝ち上がれる選手になりたいです」

 

 落合が「自分の柔道の軸」と位置付ける巴投げ。当然、相手も警戒してくる。
「(相手に)巴(投げ)が読まれている中で投げ切るために、足の位置や持つ手を替えたり、バリエーションを増やせればいいと思っています」

 そこは角田も通ってきた道。今後も先輩同様に“伝家の宝刀”を磨いていく必要があるだろう。

 

 全日本学生体重別出場は3度目だ。1年時は「ケガがあってピークを持ってこれなかった」こともあり、初戦敗退。2年時は今回同様、東京学生体重別を優勝して臨んだ。「調子は良かったんですが、ここぞというところで受けきれず負けてしまった」と、ベスト8という結果に本人は満足していない。「自分がやってきたことをどれだけ試し、通用するかが分かる大会」と落合。“3度目の正直”で全国制覇なるか。

 

(文・写真/杉浦泰介)

 

BS11では2025年度全日本学生柔道体重別選手権大会の模様を10月5日(日)19時~放送予定です。

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