第12回「子どもたちの可能性を広げるきっかけ作り」 ~スナッグゴルフ体験教室~
「ひとに健康を、まちに元気を。」をコンセプトに、社会貢献活動を展開している明治安田生命保険相互会社(以下、明治安田)とのタイアップ企画です。

『JLPGAレジェンズチャンピオンシップ明治安田カップ』(試合会場:東名厚木カントリー倶楽部)の最終日となった9月6日、明治安田とJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)は、神奈川県内の小学5年生と6年生63名(男子29名、女子34名)を対象とした「スナッグゴルフ体験教室」を実施しました。
今回、参加した小学生は『かながわジュニアスターズ』の子どもたちでした。『かながわジュニアスターズ』とは、世界で活躍する神奈川育ちのトップアスリートを発掘、育成をする「タレント育成能力開発プログラム」の下に結成された組織です。
神奈川県立スポーツセンター事業推進部長兼総合教育センター体育指導担当部長・粟野成広氏は、『かながわジュニアスターズ』について、こう説明しました。
「小学4年生の1000人の応募の中から体力・運動能力測定をして、一学年50人(男子25人、女子25人)を選抜し、その生徒たちが2年間、いろんなスポーツに触れられる機会を提供しています。
特定の競技ではなく、いろんな競技を通じてバランスよく身体能力を高めていく目的があります。最初から1つの競技に絞るのではなく、小学5~6年生の間に自分の適性に見合った競技を見つける。そして中学生くらいから競技を絞り、将来のオリンピアンやパラリンピアンを神奈川県から輩出しようと、結成したのが“かながわジュニアスターズ”です。
そのプログラムの1つとして今回、明治安田さんにご協力をいただき、スナッグゴルフ体験をさせていただきました」
スナッグゴルフとは、安全に楽しく屋外でも屋内でもプレーできる簡易版のゴルフです。アイアンに似たクラブとパターの2本を使い、点数が表記されている的を狙います。子どもたちにとっては、遊び感覚でゴルフの疑似体験ができるのが、スナッグゴルフの大きな魅力です。
『かながわジュニアスターズ』の選手たちは、最初の2~3球こそあたりがトップしたり空振りしたりしていました。しかし、さすが狭き門を潜り抜けてきた選手たち。わずか数球でコツを掴み、30メートルから40メートルくらいの飛距離を出す選手も現れました。

彼らにとって、パターはもっと親しみやすかったようです。的の真ん中に的中させる選手たちが後を絶ちませんでした。グリーン上では、「よっしゃー!」という楽し気な声とともに、あちらこちらでガッツポーズと笑顔の花が咲いていました。
体験会後、『かながわジュニアスターズ』2期生の源悠紀さん、山下奈那子さん(ともに小学6年生)に話を聞きました。
――: スナッグゴルフを体験してみての感想は?
源 : 思ったよりボールにクラブを当てるのが難しくて苦戦しましたが、少し慣れたらうまくできるようになりました。
山下: 当たった時に、気持ちがよかったです。もう1回、やりたいなと思いました。
――: 普段、やっているスポーツは?
源 : ラグビーをやっています。
山下: 水泳です。
――: 他競技に触れることについて、どう思いますか?
源 : いろんなスポーツに親しむことで、自分の未来が変わるかもしれない。いろんなスポーツをやるのは良いことだと思うから、他のスポーツもやってみたいです。
山下: いろんなスポーツを体験することで、中学校に入った時の部活選びとかにも役立つのかなって思います。

今回、『JLPGAレジェンズチャンピオンシップ明治安田カップ』にはオーストラリアから全米女子41勝(メジャー7勝)をあげたカリー・ウェブ選手が参戦しました。彼女は、地元オーストラリアの後進育成にも力を入れています。女子トップアマを対象にした大会『カリー・ウェブ・シリーズ』では上位入賞者に対し、海外遠征の奨学金も出していると聞きました。
ウェブ選手は、明治安田とJLPGAの取り組みついてこう語りました。
「明治安田さんがゴルフはもちろん、ゴルフ以外のスポーツでもジュニア育成に力を入れていらっしゃるのは、本当に素晴らしいことだと思います。(育成面で)大きな企業から応援をしていただけるのはなかなかないので、本当にありがたいこと。グラスルーツ活動から私たちのようなシニア世代まで生涯スポーツとしてゴルフを応援してくださっていることは、良い取り組みだなと思って感激しています」
明治安田は今後もJLPGA、行政(神奈川県)と三位一体となり、子どもたちの可能性と、シニア層の活躍の場を広げていきたい、としています。
(文・写真/大木雄貴)

