JBA、ホーバス氏との契約終了について説明 後任は琉球の桶谷HC

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 3日、日本バスケットボールリーグ協会(JBA)が都内ホテルで記者会見を行い、前日に発表したトム・ホーバス氏の男子日本代表HC契約終了について説明した。後任はB.LEAGUE琉球ゴールデンキングスの桶谷大HCがクラブと代表を兼任する。

 

 会見に出席したJBAの島田慎二会長が冒頭に「体格に劣る日本人が世界と戦えることを証明したJAPANスタイルの確立、選手の信頼を集め『Believe』に象徴される統率力、明るいキャラクター、今の日本バスケ界の隆盛を作ったのはホーバス氏であると言っても過言ではない」と感謝と敬意を表し、今回契約終了に至った経緯を説明した。

 

 2024年9月、「パリオリンピック後もそれまでの強化方針を継続、追求し、実力を積み上げていく」べきとの判断から、ホーバスHCの続投を決定した。しかし、JBAは昨年10月に体制を変更。組織のトップに島田副会長が就任。技術委員会を日本バスケットボール強化委員会と改名し、伊藤拓摩委員長の下で組織の改編を行なった。伊藤委員長は代表ダイレクターを兼任した。

 

 伊藤委員長の下、ロサンゼルスオリンピックや27年W杯に向けた強化をしつつ、12年先を見据えた長期方針や世界と戦うための戦略策定を進めた。この新たな方針について、ホーバス氏と今年1月に説明したところ「双方の考え方に相違」があったという。

「確固たる信念と実績を持つホーバス氏に対し、方針の修正を要請することは、ホーバスHCのコーチとしての本質を変えることを強いるに等しいため、リスペクトに欠けるのではないかとの結論に至り、これらを踏まえた『総合的な判断』に基づき、JBAから契約を解消する提案をさせていただきました」

 

 ホーバス氏とは1月30日に合意に至り、翌31日をもってHC契約を終了となった。今月2日の臨時理事会において強化体制の変更に関しての承認され、同日に契約終了を発表した。

 

 伊藤委員長は「まずHCの人事において、選手の意見が直接反映・影響したということはありません」と、NBAロサンゼルス・レイカーズでプレーする八村塁の発言の影響を否定。だが今回の会見でそれを払拭できたとは言い難い。今後八村が代表復帰する場合、いらぬ矛先が彼に向けらないようなケアが必要となるかもしれない。

 

 後任に指名されたのは琉球を4季連続B1ファイナル、2度の優勝に導いた桶谷HC。脇を固めるアシスタントコーチには吉本泰輔氏とライアン・リッチマン氏(B.LEAGUEのシーホース三河HCと兼任)が就いた。両氏はNBAのアシスタントコーチ経験もある。この新体制で2月のFIBAワールドカップアジア予選に臨む。

 

(文/杉浦泰介)

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