明大、男子26年ぶりⅤ 女子一部は東海大が2連覇 ~東京学生柔道優勝大会~

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 24日、2026年度東京学生柔道優勝大会が東京・日本武道館で行なわれた。男子は明治大学が26年ぶり13度目、女子一部(5人制)は東海大学が2年連続10度目の優勝。女子二部(3人制)は創価大学が5連覇を達成した。

 

 名門復活の狼煙を上げた。全日本学生柔道優勝大会を16度制し、オリンピック・世界選手権代表を多数輩出している明大が、26年ぶりに東京を制して、全日本のステップボードにした。

 

 2回戦から登場した明大は、東京学芸大学に6対0、3回戦の順天堂大学に5対0と危なげなく勝ち上がった。準々決勝は法政大学を3対1、準決勝は國學院大学を3対0で破り、決勝は大会4連覇中の東海大と対戦した。東京大会は31度の優勝、全日本は史上最多の27度の優勝を誇る。

 

 先鋒の大坂常汰朗(2年)は寝技で一本負けとなったが、次鋒の堀優隼(2年)が優勢勝ちで1対1のタイに持ち込んだ。五将の奥田泰地(3年)は優勢負けだったが、ここで1年生が奮起する。中堅の竹下智哉、三将の時田開仁が優勢勝ちでポイントを取り返し、逆転に成功する。このリードを4年生の副将・千野根玄貴、大将・伊澤直乙斗がポイントを落とすことなく引き分けで守り切った。

 

 明大の中濱真吾監督は明大OBで、名門復活を託され、19年から監督に就任した。
「今年はインターハイチャンピオンが3人入った。準決勝・決勝はその竹下、時田が活躍してくれた。チームの層が厚くなった。昨年の東京大会は下級生に経験させる大会と位置付けていましたが、今年は優勝を狙いに行った。ここで勢いを付けて、全国に臨もうというのが、今回のテーマでした」

 

 決勝で活躍した竹下(100kg級)、時田(100kg超級)に加え、姥三士郎(90kg級)と全国制覇を経験した1年生が加わった。中濱監督は「即戦力の1年生と4年生の安定感。2、3年生はまだ粗さもありますが、点を取る力がある。いいチームになってきたと思います。下(級生)にいい選手が入ってくれば、上(級生)が刺激を受ける。相乗効果を生んでいる」と手応えを感じている。今大会のMVPには2年生の堀を挙げる。「全体的に良かった。競った場面でしっかりポイントを取ってくれた。去年に比べ、安定感が増してきた」。堀は起用された4戦全勝。ポイントゲッターとして貢献した。

 

 在学時以来の優勝に「僕が4年生の時。感慨深いものがあります」と語った。目指すは25年ぶりの全日本制覇だ。こちらは自身が卒業した年の大会だったという。「団体日本一にするため監督を引き受けた。監督7年目で、ようやく届く位置になってきた。ここ数年が勝負だと思っています」

 

 女子一部は東海大が連覇を果たした。現・日本代表の塚田真希監督の後を受け、就任した今井優子監督は就任2年目だ。昨季は東京大会で優勝したものの全日本は3位、全日本体重別団体選手権は準優勝だった。
「最初はプレッシャーに感じる部分もありました。塚田先生の偉大さを感じながら、監督をやっている以上は優勝を求められるのは宿命。2年目で流れも少しわかってきた。今年のチーム状況を鑑み、どう戦っていくのがいいのかを考えました」

 

 初戦(2回戦)は順大に4対0、準決勝は早稲田大学に3対0と失点ゼロで、日本大学との決勝に臨んだ。先鋒の本田里來、次鋒の倉田夏苗、中堅の一美杏奈の2年生トリオが引き分ける競った展開となった。

 

 副将は角田ロスタント愛(4年)。パリオリンピック70kgスペイン代表の角田は、同階級の全日本C強化(ジュニア)選手・本田万智(3年)相手に序盤から肩車で有効を奪った。その後、横四方固めで一本寸前まで追い込み(技あり)、優勢勝ちで大将の横山七海(3年)に繋げた。引き分けでも優勝が決まるが横山は積極的に攻めた。中盤に払い腰で有効を奪うと、終了間際に内股で一本勝ち。2対0で優勝を決めた。

 

「全日本を見据えて、東京をどう戦っていくか。失点がなかったので、学生が稽古の成果を出してくれた」と今井監督。ポイントゲッターは本田と角田。今大会3戦で本田が不戦勝を含む2点、角田が3点を挙げた。

 

 指揮官は「今日出た課題を修正していきたい」と全日本に向け、気を引き締めた。目指すは全日本と体重別の団体2冠である。「チームの目標であり、私自身の目標。ケガ人等もいますが、チーム一丸となり、しっかり準備していきたい」

 

BS11では2026年度全日本学生柔道体重別選手権大会の模様を6月28日(日) 18時~放送予定です。ぜひご視聴ください。

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