第29回「Jリーグの力を明治安田の力に。明治安田の力をJリーグに」 ~JJ俱楽部リーダー研修会in国立~
「ひとに健康を、まちに元気を。」をコンセプトに、社会貢献活動を展開している明治安田生命保険相互会社(以下、明治安田)とのタイアップ企画です。
総勢419名のリーダー

明治安田は10月8日、国立競技場(MUFGスタジアム)で「JJ俱楽部リーダー研修会in国立」を開催しました。明治安田からは、根岸秋男取締役会長、永島英器代表執行役社長が登壇しました。ゲストとして野々村芳和Jリーグチェアマン、Jリーグ選手OBの中田浩二さん、播戸竜二さん、巻誠一郎さん、柿谷曜一朗さんが参加しました。この研修会は、同競技場のCゲート(西側)が「明治安田ゲート」と命名されたことを記念して行なわれました。
JJ俱楽部リーダーとは、明治安田がJリーグのタイトルパートナーとなった2015年、同社の企画部の女性社員を中心に発足しました。JJ俱楽部リーダーの主な役割は、女性視点の感性を生かし、サッカー観戦の魅力を発信することです。現在もそれは継承しつつ、全国の支社が地域のJリーグクラブと連携しながら、健康づくりや地域活性化を謳うイベントの推進役を担っています。青空の広がった東京に、全国から419名のJJ俱楽部リーダーが集まりました。

国立競技場を使用しての研修会では、5つの組織の取り組みを「好事例」として、419名が共有しました。J1、J2、J3、JFL、社会人リーグから5つが抜粋されたあたりに、サッカーリーグはもちろん、サッカークラブをもスポンサードする同社ならでは、という印象を受けました。
◎川崎支社(J1・川崎フロンターレ)
川崎支社とフロンターレの主な取り組み:推しメンコンテスト、明治安田/フロンターレ/川崎市による合同事業のウォーキングアプリ、スポンサー企業交流会

川崎支社のスタッフによると「推しメンコンテストは社内外、地域内外にフロンターレを応援する楽しみを広める1つのきっかけとなっています」とのこと。ウォーキングアプリは「当初、1万5000件のダウンロード数を目指していましたが、既に10万件に届く勢い」。これらが呼び水となり川崎支社は今年8月、川崎市と包括連携協定を結びました。フィードバックを求められた柿谷さんは、自身がセレッソ大阪に所属していたときのエピソードを披露しました。
「何名か、セレッソからフロンターレに移籍することがありました。“この選手、フロンターレの雰囲気に馴染めるのかな……”とドキドキしながら選手を送り出した。その選手たちがフロンターレに移籍して、被り物姿でファンの前に出ていくところを見て、“めっちゃ楽しそうやん!”とホッとしたことあります(笑)。選手、サポーターのみなさんですごく楽しそうな雰囲気をつくっていて素敵です。これからもそういった活動を続けていってほしいです」
◎浜松支社(J2・ジュビロ磐田)
浜松支社とジュビロの主な取り組み:主催試合の健活ブースにフードドライブ回収ボックスを設置、ヤマハスタジアムでの星空ヨガイベント、ジュビロサポーター団体「プログレッソ」との応援練習会、ジュビロと関係の深い企業とのeスポーツ大会

フードドライブとはひらたく言えば、家庭で余っているレトルト食品などを持ち寄り、地域の福祉施設や子ども食堂、生活困窮者支援団体などに寄付する活動のことです。「“親子で地域貢献ができるイベントだった”とファン・サポーターから好評でした」と浜松支社のスタッフ。そして「ジュビロと協業した星空ヨガは、スポーツと健康を組み合わせた新たな地域の接点をつくることができました。ジュビロを起点に、地域、職員、企業とのつながりを広げ、サッカーの応援だけではなく、ともに地域を盛り上げる関係へと発展できた」と続けました。
鹿島アントラーズOBで現在は「クラブ・リレーションズ・オフィサー(C.R.O)」としてフロント入りしている中田さんは「ピッチでヨガを? ぜひ、カシマでも!」とアントラーズのアピールも忘れませんでした。
官民で地域を元気に
◎山口支社(J3・レノファ山口)
山口支社とレノファの取り組み:「レノファ×TeamBONDS×山口営業所」による試合前日の設営、山口県内全自治体対象のレノファ後援者会の立ち上げ、企業対抗リレー&親子体力測定会

「試合当日に来場されるお客様を気持ちよくお出迎えできるよう、レノファスタッフのみなさまと協力して準備をしています。クラブを支える活動の1つです」と山口支社スタッフ。企業対抗リレー&親子体力測定会については、こう述べました。「体力測定では普段、なかなか入ることのない維新みらいスタジアムのピッチを使用しました。プロ選手が実際に使用するピッチに入った子どもたちは、とても楽しそうでした」
山口支社の北島孝俊支社長と親交のある播戸さんは、「おばんざいっ!」と元気に挨拶し、続けました。
「“播ちゃん、レノファの後援会をつくるから”とお会いした当時に語っていました。言ったことを本当に現実させたんだと、すごく感動しています。ぜひ、J2、そしてJ1に行ってほしい!」
◎明治安田保険サービス株式会社(JFL・クリアソン新宿)
同社とクリアソンの取り組み:グループ会社や姉妹会社と合同でクリアソンの試合を観戦(対象試合で当時の1万6755人動員とJFL最多入場記録更新。のちに再びクリアソンが記録更新)、選手とともに地域の清掃活動、選手トークショー、選手と職員によるサッカーボーリング大会、選手も参加する応援および懇親会

クリアソンはクラブ創設以降、新宿区内での子ども向けスポーツイベントの開催に尽力しています。
明治安田保険サービス株式会社は、新宿区にオフィスがあります。同社スタッフは「グッズ販売会や選手と一緒に街の清掃活動を行ない、地域とのつながりを感じられました」と語りました。そして、こうも。「トークショーでは普段、聞くことのできない選手が胸の内に秘めた思いに触れることができてより一層、親近感がわきました。これからも新宿に根差す企業として、クリアソンと地域を盛り上げていきたいです」。
巻さんのコメント。
「JFLの最多入場記録を更新するあたりに、都市部のクラブとしてのポテンシャルをとても感じます。自分たちの部署だけでなく、いろんな関係者や企業と一緒に協力し合いながらクリアソンを応援するスタイルは素晴らしい。ボーリング大会など、選手との距離が近いイベントはJリーグクラブだとなかなか実施できない。選手は、応援してくれる企業の社員の方々の生の声が聞けて、“もっと頑張ろう”と思ったのではないでしょうか」
◎東京第二マーケット開発部(神奈川社会人サッカー1部リーグ・品川CC)
東京第二マーケット開発部と品川CCの主な取り組み:新加入選手を対象とした社会保障勉強会、資産形成セミナーなど

品川カルチャークラブ(CC)は東京都品川区と港区港南をホームタウンとするクラブです。クラブが発足した2006年当時、東京都のリーグが大学生の登録を認めていなかったことから、クラブの代表兼選手が活動できる場を近隣の神奈川県リーグに求めたため、同リーグに所属しています。
開発部のスタッフは「新加入の14名はみなさん、新社会人。勉強会やセミナーでは、給与明細の見方、初任給の使い方や貯蓄について話し、“はじめてのお金の育て方セミナー”を実施しました」と語りました。プレゼンを聞いた柿谷さんは「JFL、地域リーグはお客さんのおかげで少しずつ選手が集まってきているんだと実感しました。これからも続けてください」とエールを送りました。
「誇りを持って全国へ」と塩田常務
その後、根岸会長、永島社長、野々村チェアマン、中田さん、播戸さん、巻さん、柿谷さんによるクロストークが行なわれました。明治安田が2015年からJリーグのタイトルパートナーとなってから、社員および社員の声掛けでスタジアムに足を運んだ累計人数が「327万人」を越えたとの発表がありました。永島社長は「この数字は確かにすごいですが……」と前置きし、続けました。

「数字そのものより、一人ひとりの心の中に美しい瞬間が宿っている。そのことの方が素晴らしいよなぁ、と思います」
これを受け、中田さんはこう語りました。
「選手にとってファン・サポーターは素晴らしい雰囲気や一体感をつくってくれる存在。それがモチベーションにもパワーにもなるんです。それに、観戦者が増えれば、地域への交流人口も増えるので、いろんなプラスの方向につながると思います」
クロストーク終了後、総勢419名のJJ俱楽部リーダーらは国立競技場のトラックを囲み、登壇者と一緒に盆踊りを楽しみました。明治安田は来年3月19日に開幕する2027年国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」において、「にぎわい創出プロジェクト プラチナパートナー」として協賛し、会場内に明治安田「健活パーク」を開設すると発表しました。同パーク内に櫓(やぐら)を建て、毎週末に「みんなの ぼんおどり!」と銘打ったイベントを催します。
この日、参加者は、日本盆踊り協会がサザエさんのオープニング曲に振り付けをしたオリジナルの盆踊りを楽しみました。サッカーボールをキックする動きや、ゴルフのスイングをモチーフにした仕草が散りばめられていました。参加者と一緒に輪になって踊った中田さんは「最初は難しかったけど動きはシンプルなものの組み合わせだったので、慣れてしまえば踊りやすいし、楽しかった」と笑顔でした。

ブランド戦略部長・塩田信行執行役員常務は次の言葉で研修会を締めました。
「私たち明治安田はJリーグの看板を背負わせてもらっています。もっと多くの方々に、Jリーグの魅力を伝え、もっと多くの方々をスタジアムにお連れする。そして、もっと地域を元気にする。その流れをつくる主役が、今日ここにいるみなさんです。みなさんの“一緒に応援しよう”という一言が新しいファンを呼びます。その行動が地元クラブを元気にして、地域を元気にして、みなさんを元気にして、明治安田が元気になります。ぜひ、自信と誇りを持って全国へ応援の輪を広めていきましょう。もっと、Jリーグの力を明治安田の力に。明治安田の力をJリーグに。これを誓って研修会第1部を締めくくりたいと思います」
(文・写真/大木雄貴)