四国・九州アイランドリーグは18日、首位の香川オリーブガイナーズが高知を破り、成績を25勝8敗3分として前期優勝を決めた。香川は06年の後期から4期連続のリーグ制覇。後期シーズン(7月5日〜)の覇者と対戦する9月27日からのリーグチャンピオンシップへの出場権を手中にした。

 今季の香川は、昨季のメンバーより天野浩一(BCリーグ福井兼任コーチ)、松尾晃雅(レッドソックス傘下)の両右腕が抜け、投手陣は決して磐石とは言えなかった。しかし、サブマリンの塚本浩二が負けなしの7勝をあげ、エースに君臨。4年目の橋本亮馬、2年目の金子圭太がそろって5勝をマークするなど、各投手が安定した働きをみせた。

 一方の野手陣はリーグトップの打率.345を記録する堂上隼人、同じく6本塁打を放つ丈武、4番・智勝のクリーンアップトリオが健在。チーム打率と盗塁数、得点がリーグトップの攻撃力で頂点へ牽引した。

 投打がかみあったチームは開幕からリーグ新記録の8連勝をあげると、首位を独走。トップの座を一度も譲ることなく、連敗なしでゴールを駆け抜けた。他球団が分配ドラフト等で選手が分散化する中、戦力的には頭ひとつ抜けていたが、その実力を存分にみせつけた優勝だった。

◇6月18日(水)
 シン、先制打 3投手の継投で反撃かわす(香川7勝1敗、東部、197人)
香川オリーブガイナーズ  7 = 003040000
高知ファイティングドッグス 4 = 000100120
勝利投手 金子(6勝3敗)
敗戦投手 ケリー(2勝2敗)
セーブ   塚本(7勝0敗1S)

 野原、8回無失点の好投(高知5勝3敗、東部、243人)
徳島インディゴソックス   1 = 000000001
高知ファイティングドッグス 6 = 00302010×
勝利投手 野原(7勝2敗)
敗戦投手 渡邊(5勝5敗)

<順位表> 勝  負  分  勝率  差  残 
1.香川   25  8  3 .758  優勝  4
2.愛媛   17 12  5 .586  6.0  6
3.高知   19 15  2 .559  0.5  4
4.福岡   16 16  3 .500  2.0  5
5.徳島   9  21  5 .300  6.0  5
6.長崎   8  22  6 .267  1.0  4

<雨天中止分3試合を追加>

 四国・九州アイランドリーグは雨天中止となった福岡−愛媛(2試合)、長崎−徳島戦の計3試合分の追加スケジュールを発表した。福岡−愛媛は25日に鳥栖市民球場でダブルヘッダーを行い、長崎−徳島戦は20日の蔵本運動公園で実施される徳島−長崎戦をダブルヘッダーに変更して実施される。当日は1試合分のチケットで2試合が観戦可能。福岡−愛媛戦は2試合とも入場無料。
 追加・変更された日程は以下の通り。

6月20日(金)
蔵本運動公園   長崎−徳島 13時 
※ダブルヘッダー、第2試合は徳島ホームで第1試合終了30分後
6月25日(水)
鳥栖市民球場   福岡−愛媛 13時
※ダブルヘッダー、第2試合は第1試合終了30分後

<6月19日(木)の予定>
オロナミンC球場   徳島(佐藤)−香川(福田) 18時


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