四国・九州アイランドリーグは23日、7月にリーグ選抜チームが関東遠征を行い、NPBイースタン・リーグの混成チーム(フューチャーズ)と交流試合を行うと発表した。28日は東京・大田スタジアム、29日にはロッテ浦和球場で実施される。アイランドリーグが関東で試合を行うのは初めて。

 イースタンリーグは05年から東北楽天ゴールデンイーグルスの誕生で7球団と奇数の構成になり、試合のないチームが必ず1つ生じている。そこで出場機会の少ない若手選手を中心に混成チームを結成し、試合の組まれていない球団と実戦を行っている。選手は各球団からの届出に基づき、試合毎に入れ替わる。

 NPB球団のみならず、昨年は独立リーグ・BCリーグのオールスターズとも一足先にゲームをしており、1勝1敗の対戦成績だった。現在イースタンリーグに所属する千葉ロッテには4名(角中勝也、宮本裕司、小林憲幸、白川大輔)、東京ヤクルトに3名(伊藤秀範、三輪正義、小山田貴雄)、巨人に1名(深沢和帆)の元アイランドリーガーが在籍している。フュチャーズの一員としての対戦が実現するかもしれない。

<フューチャーズ交流戦、試合概要>
【主催】 イースタン・リーグ事務局
【料金】 無料

7月28日(土)
【場所】 大田スタジアム(東京都大田区東海1丁目2番10号)
【時間】 17時試合開始
7月29日(火)
【場所】 ロッテ浦和球場(埼玉県さいたま市南区沼影3−8−5)
【時間】 12時試合開始 

<オリックス・梶本、フレッシュ・オールスターゲームの出場候補に>

 8月2日に山形で行われるNPB2軍のオールスターゲーム、フレッシュオールスターの出場候補が同日、オールスター運営委員会から発表された。ウエスタンリーグ選抜ではオリックス・梶本達哉投手(元愛媛がメンバー入りを果たした。

 梶本は今季、育成選手として入団し、1日付で支配下登録されたばかり。正式にオールスターメンバーに選ばれれば、もちろん初出場。アイランドリーグ出身としては、06年の西山道隆(福岡ソフトバンク)、07年の角中勝也(千葉ロッテ)、中谷翼(広島)以来4人目の出場となる。

 今年のフレッシュオールスターには日本ハム・中田翔、千葉ロッテ・唐川侑己、東京ヤクルト・由規と高卒BIG3の異名を持つ新人3選手が選ばれた。3人の一挙手一投足が注目を集める試合となることは間違いない。彼らを相手にアイランドリーグから這い上がってきた雑草魂をみせることができるか。マリナーズのイチロー(当時オリックス)をはじめ、近年では東京ヤクルトの青木宣親、千葉ロッテの今江敏晃など、フレッシュオールスターでMVPを受賞した選手の多くは、その後、スター街道を駆け上がっている。登竜門の場で梶本の快投に期待したい。

◇6月23日(月)
 梶原、サヨナラ打で連敗ストップ(愛媛2勝6敗、東予、245人)
高知ファイティングドッグス 6 = 040000200
愛媛マンダリンパイレーツ  7 = 001002202×
勝利投手 高木(4勝5敗)
敗戦投手 上里田(0勝1敗11S)

<順位表> 勝  負  分  勝率  差  残 
1.香川   26 10  4 .743  優勝  0
2.高知   22 16  2 .595  5.0  0
3.愛媛   18 15  5 .545  1.5  2
4.福岡   18 16  4 .529  0.5  2
5.徳島   11 22  7 .333  6.5  0
6.長崎   8  24  8 .250  2.5  0


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