14日、日本サッカー協会(JFA)はキリンチャレンジカップ2008(20日、札幌ドーム)でウルグアイ代表と対戦する日本代表メンバー19名を発表した。ドイツW杯以来2年2カ月ぶりに小野伸二(ボーフム)が招集され、北京五輪に出場したメンバーからは1人も選ばれなかった。
(写真:メンバーを発表する岡田監督)
 岡田監督は「今回のメンバーはウルグアイ戦ではなく、W杯予選のために必要な選手を選んだ。伸二は将来的に必要な選手かどうかテストしたい」と小野の選出理由を説明した。
 代表初選出となった青木剛(鹿島)については「いろんなポジションができ、基本の技術がしっかりしている。上背があるのもセットプレーで武器になる」と期待をこめた。

 北京五輪のメンバーについては「フィジカルとメンタルのコンディションを考慮して、無理して招集すべきではない」と語り、「コメントする立場ではない」としながらも、「思ったより走れなかった。相手が走れない状態で、日本が走れないのでは意味がない」と敗因を分析していた。

 W杯アジア最終予選前、最後のテストマッチとして重要な意味を持つウルグアイ戦。9月6日、アウェーでのバーレーン戦の前に手応えをつかみたいところだ。

<日本代表メンバー19人>

GK
川口能活(ジュビロ磐田)
楢崎正剛(名古屋グランパス)
DF
中澤佑二(横浜Fマリノス)
高木和道(清水エスパルス)
田中マルクス闘莉王(浦和レッズ)
駒野友一(ジュビロ磐田)
阿部勇樹(浦和レッズ)
MF
小野伸二(VfLボーフム)
中村憲剛(川崎フロンターレ)
鈴木啓太(浦和レッズ)
山瀬功治(横浜Fマリノス)
青木剛(鹿島アントラーズ)
今野泰幸(FC東京)
長谷部誠(VfLヴォルフスブルク)
FW
玉田圭司(名古屋グランパス)
大黒将志(東京ヴェルディ)
大久保嘉人(ヴィッセル神戸)
佐藤寿人(サンフレッチェ広島)
田中達也(浦和レッズ)