メジャーリーグのプレーオフ・ディビジョンシリーズは3日、岩村明憲が所属するア・リーグのタンパベイ・レイズ(東地区優勝)が初戦に臨み、シカゴ・ホワイトソックス(中地区優勝)を6−4で破って初戦を制した。岩村は「1番・セカンド」でスタメン出場し、2点を追う3回に反撃の口火を切るタイムリー3塁打を放った。また5回にもライト前ヒットを打って、4打数2安打1打点の成績だった。
ナ・リーグでは初戦黒星のシカゴ・カブス(中地区優勝)が、ホームでロサンゼルス・ドジャース(東地区優勝)に3−10で敗れ、王手をかけられた。「8番・ライト」で先発した福留孝介は4打席で3三振と精彩を欠いた。前日に続く、無安打でルー・ピネラ監督は試合後、3戦以降、福留を先発から外すことを明言した。またドジャースの斎藤は大量リードの9回にマウンドへ上がったが、3安打を浴びて2失点。1死もとれずに降板した。移動日を挟んで行われる第3戦はドジャースが黒田博樹の先発を予定している。
もうひとつのカード、フィリーズ(東地区優勝)−ブルワーズ(ワイルドカード)もフィリーズが5−2で勝利。連勝で王手をかけた。フィリーズは1点を先行された2回、シェーン・ビクトリノの満塁弾などで一挙5点を奪い、逃げ切った。フィリーズ・田口壮の出番はなかった。
4日はナ・リーグの2カードはいずれも移動日で試合なし。ア・リーグ2カードが実施される。
◇ア・リーグ
ロンゴリア、2打席連続アーチ(レイズ1勝、トロピカーナ・フィールド)
シカゴ・ホワイトソックス 4 = 003000001
タンパベイ・レイズ 6 = 01302000×
勝利投手 シールズ(1勝0敗)
敗戦投手 Jバスケス(0勝1敗)
セーブ ウィーラー(1S)
本塁打 (レ)ロンゴリア1号ソロ、2号ソロ
(ホ)ワイズ1号3ラン、コナーコ1号ソロ
【岩村成績】
4打数2安打1打点
第1打席 一ゴロ
第2打席 中三塁打 打点1
第3打席 右前安打
第4打席 空振三振
第5打席 四球
◇ナ・リーグ
C.C.サバシアを攻略して王手(フィリーズ2勝、シチズンズバンク・パーク)
ミルウォーキー・ブルワーズ 2 = 100000100
フィラデルフィア・フィリーズ 5 = 05000000×
勝利投手 マイヤーズ(1勝0敗)
敗戦投手 サバシア(0勝1敗)
セーブ リッジ(2S)
本塁打 (フ)ビクトリノ1号満塁
カブス、ミス連発で大敗(ドジャース2勝、リグリー・フィールド)
ロサンゼルス・ドジャース 10 = 050010121
シカゴ・カブス 3 = 000000102
勝利投手 ビリングスリー(1勝0敗)
敗戦投手 ザンブラノ(0勝1敗)
本塁打 (ド)ラミレス2号ソロ
【福留成績】
4打数0安打
第1打席 空振三振
第2打席 見逃三振
第3打席 遊ゴロ
第4打席 見逃三振