メジャーリーグのプレーオフ・ディビジョンシリーズは4日、岩村明憲が所属するア・リーグのタンパベイ・レイズ(東地区優勝)が、シカゴ・ホワイトソックス(中地区優勝)を6−2で破って連勝、一気に王手をかけた。「1番・セカンド」で出場した岩村は、1点を追う5回にプレーオフ第1号となる逆転2ランを放ち、勝利に貢献した。
 またロサンゼルス・エンゼルス(西地区優勝)−ボストン・レッドソックス(戦はレッドソックスの松坂大輔が先発。5回3失点で勝利投手の権利をもってマウンドを降りたが、2番手の岡島秀樹らリリーフ陣が同点に追いつかれたため勝敗はつかなかった。レッドソックスは同点で迎えた9回、J.D.ドルーの2ランで勝ち越し。こちらも連勝で王手をかけた。

 5日はナ・リーグのディビジョンシリーズ第3戦が行われる。シカゴ・カブスに対して王手をかけたロサンゼルス・ドジャースは黒田博樹が登板予定。

◇ア・リーグ
 岩村、流れを引き寄せる一発(レイズ2勝、トロピカーナ・フィールド)
シカゴ・ホワイトソックス 2 = 200000000
タンパベイ・レイズ     6 = 01002003×
勝利投手 カズミアー(1勝0敗)
敗戦投手 バーリー(0勝1敗)
本塁打   (レ)岩村1号2ラン

【岩村成績】
 4打数1安打2打点
第1打席 左邪飛
第2打席 空振三振
第3打席 左中間本塁打、2打点
第4打席 二ゴロ

 岡島、1回1失点で降板(レッドソックス2勝、エンゼル・スタジアム)
ボストン・レッドソックス   7 = 400100002
ロサンゼルス・エンゼルス 5 = 100110110
勝利投手 パペルボン(1勝0敗1S)
敗戦投手 F.ロドリゲス(0勝1敗)
本塁打   (レ)ベイ2号3ラン、ドルー1号2ラン