四国・九州アイランドリーグの2008シーズン年間総合優勝を争うリーグチャンピオンシップは4日、第3戦が行われ、2連勝で王手をかけていた香川オリーブガイナーズ(前期優勝)が愛媛マンダリンパイレーツ(後期優勝)を破り、負けなしで3年連続の年間王者に輝いた。香川はBCリーグ王者とのグランドチャンピオンシップ(18日〜)で、次は2年連続の独立リーグ日本一を目指す。

 塚本、第1戦に続いて愛媛打線を零封(香川3勝、サーパス、3,692人)
愛媛マンダリンパイレーツ 2 = 000000200
香川オリーブガイナーズ  5 = 21010001×
勝利投手 塚本(1勝0敗)
敗戦投手 高木(0勝1敗)
セーブ   橋本(2S)
本塁打   (香)洋輔1号ソロ


 緑の軍団が強さを見せつけ、3年連続の栄冠にたどりついた。敵地で連勝してホームに戻ってきた香川は初回、丈武の犠牲フライなどで2点を先行。王手をかけた勢いそのままに2回は洋輔のソロホームランが飛び出す。

 さらに4回は相手のミスに乗じて得点圏に走者を置き、西森将司が左中間を破るタイムリー3塁打。前半で完全に主導権を握った。

 投げてはサブマリンの塚本浩二が序盤のピンチを切り抜け、6回までゼロに封じる。7回に米国帰りの松尾晃雅がエラー絡みで2点を失ったものの、8回は松居伊貴、9回は橋本亮馬がピシャリと締めて、一気に優勝を決めた。

 敗れた愛媛は2年連続でリーグチャンピオンシップ全敗。初戦で投手陣が打ち込まれ、この第3戦では痛い3つの失策を喫した。頼みのディフェンスが乱れ、打線も3戦で計3得点と振るわなかった。

 なお、シリーズMVPには、第2戦で貴重な決勝タイムリーを放つなど、5番に打順を上げて活躍した金井雄一郎が輝いた。優秀選手も1、3戦と愛媛打線に得点を与えなかった塚本浩二(香川)が受賞し、敢闘賞は第2戦で好投しながら敗戦投手になった近平省悟(愛媛)が選ばれた。


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