NPB12球団と四国・九州アイランドリーグ選抜チーム、韓国の斗山ベアーズが参加する秋季教育リーグ(フェニックス・リーグ)が7日開幕し、アイランドリーグ選抜は初戦で東北楽天と対戦した。リーグ選抜は4回までに5点を奪って、試合を優位に進めたものの、8回に5点を失って同点に追いつかれる。直後に勝ち越したが、9回に再び追いつかれ、7−7で引き分けた。

 リーグ選抜では先発の野原慎二郎(高知)が5回を無失点の好投。4年目の真輝(高知)が3打点をあげる活躍を見せた。リーグ選抜は8日は北海道日本ハムと対戦する。

 雄飛(長崎)、2打席連続タイムリー(アイビースタジアム)
東北楽天        7 = 000000052
アイランドリーグ選抜 7 = 202100020(9回引き分け)  
[楽] 菊池−松崎−石川−吉崎
[ア] 野原(高)−大澤(福)−入野(愛)−上里田(高)

<ヤクルト・伊藤(元香川)、戦力外>

 東京ヤクルトは、香川から07年に育成入団し、その後、支配下登録した伊藤秀範投手に戦力外通告を行ったと発表した。アイランドリーグでは、これまで育成も含めて11名のNPB選手を輩出したが、戦力外になったのは初めて。伊藤は現役続行を希望しており、11月11日に横須賀で行われる12球団合同トライアウトに参加する。

 今季の伊藤は2軍で先発、中継ぎとして15試合に登板し、3勝2敗、防御率4.40。8月3日には1軍昇格を果たした。しかし、今季初先発となった4日の広島戦では1回2失点と不安定な内容で降板。直後に2軍降格となった。以降はファームでも登板機会がなく、2軍でリーグ優勝を飾ったチームとは対照的に不本意なシーズンを終えていた。ヤクルトでの2年間の成績は5試合0勝1敗、防御率12.86だった。

<9月のMVPは西川(高知)、金井(香川)

 四国・九州アイランドリーグは、9月度の月間MVP選手を発表した。
【投手部門】
高知ファイティングドッグス 西川 徹哉
 9月成績 5試合 3勝0敗1S 防御率0.00
【野手部門】
香川オリーブガイナーズ   金井 雄一郎
 9月成績 28打数11安打 打率.393 5打点、1本塁打

 西川の月間MVPは今年6月に続いて2度目。雄飛は初受賞。
 今季の月間MVPは投手部門で西川、香川・塚本浩二が2度ずつ受賞するなど、投手部門で上位を争った2人の活躍が目立つ結果となった。また5月以降は2年目以上の選手が受賞を占めた昨季とは異なり、今季は7月に中江信(福岡)、9月に金井雄一郎(香川)とルーキーも目立った結果を残した。

<2008年シーズン月間MVP>
     【投手】          【野手】
4月 塚本浩二(香川)    國信貴裕(福岡)
5月 上里田光正(高知)  堂上隼人(香川)
6月 西川徹哉(高知)    YAMASHIN(高知)
7月 中江信(福岡)  大島慎伍(愛媛)
8月 塚本浩二(香川)    雄飛(長崎)
9月 西川徹哉(高知)   金井雄一郎(香川)


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