12日、第87回全国サッカー高校選手権大会決勝が東京・国立競技場で行われ、広島皆実(広島)が3−2で鹿児島城西(鹿児島)を下し初優勝を飾った。注目の大会No.1ストライカーで鹿島アントラーズ入団が内定している鹿児島城西の大迫勇也はこの日もゴールを挙げ大会通算10得点とし、大会新記録を樹立した。

◇1月12日、国立
鹿児島城西 2− 3 広島皆実
【得点】
[鹿] 大迫勇也(20分)、野村章悟(60分)
[広] 金島悠太(23分、65分)、谷本泰基(33分)
 試合は前半20分にFW大迫の左足のシュートで鹿児島城西が先制する。しかしその3分後、FW金島悠太のゴールで同点、さらに33分にMF谷本泰基が右足でシュートを決め広島皆実がリードを奪い、前半を2−1で折り返した。

 後半に入ると、15分に鹿児島城西FW野村章悟が右足で同点ゴールを決める。2−2から勝ち越したのは広島皆実だった。後半20分、右サイドの突破からクロスボールを上げ、ゴール前で金島がヘディング。今日2点目、今大会3得点目が貴重な決勝弾となった。

 広島皆実を初優勝に導いた金島は試合後、「優勝は最高です。チーム皆で掴んだ勝利、みんなに感謝です。チーム一丸で頑張ったことが勝因です」と全国制覇についてコメントした。