香川オリーブガイナーズに所属し、昨年はレッドソックス傘下のマイナーリーグでプレーしていた松尾晃雅投手が12日、引退を発表した。2月からは四国コカ・コーラボトリング株式会社で第2の人生をスタートする。

 松尾はリーグ初年度の05年に香川へ入団。1年目は主にクローザーとして2度の月間MVPに輝き、防御率1.30の好成績でタイトルを獲得した。2年目の06年も11勝をあげて防御率1.82。昨季は最多勝利(15勝)と最多奪三振(159個)の2冠を獲得し、チームの連覇に大きく貢献した。

 その投球を高く評価したボストン・レッドソックスにスカウトされ、08年の開幕前にマイナー契約を締結。1Aのグリーンビル・ドライプで27試合に登板して7勝5敗、防御率4.12を残した。帰国後は愛媛とのリーグチャンピオンシップ、BCリーグ富山とのグランドチャンピオンシップで全8試合中7試合でマウンドに上がり、チームを2年連続日本一に導いた。

 松尾は「2008年のシーズンをNPB挑戦の最後の年と決めプレーいたしましたが、2008年度ドラフトにて指名されることはありませんでした」と引退を決意した理由を語っている。リーグ公式戦での通算成績は109試合、29勝7敗18S、防御率1.66だった。


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