愛媛FCは今季、サガン鳥栖(J2)から期限付き移籍していたMF宮原裕司選手が2008シーズンより完全移籍すると発表した。またガンバ大阪(J1)から期限付き移籍していたFW三木良太選手も移籍期間を延長し、愛媛で引き続きプレーすることが決まった。

 宮原は6月に鳥栖から途中加入。昨季在籍していた高萩洋次郎(広島)が抜け、司令塔が不在だった愛媛に貴重な戦力となった。移籍後、6月23日以降のゲームですべて先発出場し、28試合で1ゴールの成績を残している。また8日に行われた天皇杯5回戦(対横浜FC)でもPKを決め、ベスト8入りに貢献した。

「修正するところはたくさんあるのに、意見を言わないチームだなと感じた」
 愛媛の第一印象をそう語っていた宮原は、選手たちと積極的にコミュニケーションをとり、チームを精神的にも牽引した。GK羽田敬介の引退で、またひとりJ1経験者がクラブを去る。グランパス、セレッソでJ1のピッチにたった司令塔は中位浮上を狙う来季の愛媛に大きな存在となるはずだ。

 三木は今季より愛媛に加入。スタメン機会は多くなかったが、25試合に出場した。5月のC大阪戦で今季初ゴールをあげて、勝利に貢献。9月の福岡戦で終了間際に同点ゴールを決め、10月の天皇杯3回戦(沖縄かりゆしFC)戦では延長戦を制す決勝点をあげるなど、印象に残るプレーも目立った。移籍期間は09年1月31日まで延長される。 


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