メジャーリーグのプレーオフは17日、ア・リーグのチャンピオンシップがスタートし、ニューヨーク・ヤンキース(東地区優勝)がロサンゼルス・エンゼルス(西地区優勝)を下し、初戦を制した。ヤンキースは初回、松井秀喜の内野フライを相手がお見合いして落球(記録はヒット)する幸運にも恵まれ、2点を先制する。1点差に詰め寄られた後の5回には、松井がタイムリーを放ち、1点を追加。6回にも1点を加えて4−1で逃げ切った。「5番・DH」で出場した松井はタイムリー2本で3打数2安打2打点の活躍だった。
 ナ・リーグのチャンピオンシップ第2戦はフィラデルフィア・フィリーズのペドロ・マルチネス、ロサンゼルス・ドジャースのビセンテ・パディーヤの両先発による投手戦。フィリーズがライアン・ハワードのソロで1点を先行し、1−0で試合は終盤に進む。しかし8回、ドジャースは相手リリーフ陣の乱調につけこみ逆転。2−1で勝利して1勝1敗のタイに持ち込んだ。第3戦は場所をフィリーズの本拠地シチズンズバンク・パークに移して19日に行われる。ドジャースは黒田博樹が先発予定。

◇ア・リーグ
 サバシア、8回1失点の好投(ヤンキース1勝、ヤンキー・スタジアム)
ロサンゼルス・エンゼルス 1 = 000100000
ニューヨーク・ヤンキース 4 = 20001100×
勝利投手 CC.サバシア(1勝0敗)
敗戦投手 ラッキー(0勝1敗)
セーブ   リベラ(1S)

【松井成績】
 3打数2安打2打点
第1打席 遊内野安打 1打点
第2打席 一ゴロ
第3打席 左中間二塁打 1打点
第4打席 四球

◇ナ・リーグ
 押し出しで決勝点(ドジャース1勝1敗、ドジャー・スタジアム)
フィラデルフィア・フィリーズ 1 = 000100000
ロサンゼルス・ドジャース   2 = 00000002×
勝利投手 郭(1勝0敗)
敗戦投手 朴(0勝1敗)
セーブ   ブロックストン(1S)
本塁打   (フ)ハワード1号ソロ