卓球対決の行方

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 編集長の故郷、愛媛では新春恒例の特番「二宮清純の我らスポーツ仲間」(テレビ愛媛)が来年も1月2日正午から放送されます。なんと、今回で番組は21回目だとか。年1回とはいえ、編集長がレギュラー出演しているテレビ番組では一番の長寿番組です。

 この番組は各競技で活躍中の愛媛県の選手、出身アスリートをお招きし、トークを繰り広げます。過去にはマラソンの土佐礼子さん、ボートの武田大作選手、やり投の村上幸史選手といったオリンピアンはもちろん、現在はインテル・ミラノに所属するサッカーの長友佑都選手、メジャーリーグでもプレーした岩村明憲選手など、そうそうたるメンバーが登場しています。

 来年の放送分は先日、松山で収録が行われました。もちろん、番組の全容は見てのお楽しみですが、ちょっとだけ見どころを紹介しましょう。

 今回の最大の注目ポイントは、編集長の卓球対決です。今年から日本リーグ入りを果たした愛媛銀行卓球部の女子選手と4ポイント先取で勝負します。

 もちろん、まともにやっては編集長に勝ち目はありません。卓球部の選手はラケットの代わりに、しゃもじを使うことになりました。

 実は編集長、かなり昔に幼い頃の福原愛選手とテレビ番組の企画で卓球対決をしたことがあります。
「まだ、あの時は愛ちゃんも小さかったから、短く打つとラケットが届かない。それをうまく利用したんだよね」

 しゃもじとはいえ、トップ選手相手に今度はどんな作戦を練ってくるのか。収録現場に卓球台が持ち込まれると、編集長が、ひとつ提案をしました。
「僕ひとりだと一方的になったら、おもしろくないから、誰がと組んでダブルスでやりましょう」

 編集長がペアに指名したのは、愛媛FCのストライカー河原和寿選手です。河原選手、過去に卓球経験があるとか。強力助っ人を得る作戦に成功し、編集長は勝つ気満々です。

「もう、ぶっつけ本番でやりましょう」
 しかも編集長はウォーミングアップもそこそこに、いきなり試合をすることを宣言しました。
(写真:構えから本気モードの編集長、54歳)

「えっ、練習なしで大丈夫ですか?」と心配するスタッフをよそに、「大丈夫ですよ。練習していたら、時間かかちゃうでしょう」と編集長。一見、収録を早く進めようとするスタッフへの気遣いとみせかけて、実は、これが第2の作戦だったのです。

「だって練習したら、いくらしゃもじでも、トップ選手は扱いに慣れてくるだろう? 感覚をつかませないうちに勝負しなきゃと思って急かせたんだよ」
 収録後、その意図を編集長は明かしてくれました。

 さぁ、秘策の成否やいかに。対決の行方は意外な(?)結末になりました。愛媛県在住の方、里帰り中の方は、ぜひ1月2日の番組をご覧ください!

 というわけで、このコーナーも2014年最後の更新です。1年間、当サイトのご愛読、誠にありがとうございました。新年も引き続き、よろしくお願い致します。

(スタッフI)
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