昨日はプロ野球のドラフト会議が行われ、計104名の選手が指名されました。「今年は不作の年」なんて言う方もいらっしゃいますが、数年後に化ける選手もいるかもしれません。スカウティング能力はもちろんですが、ある意味においては各球団の勘が試されると言ってもいいのではないでしょうか。

 勘と言えば、ドラフト当日に編集長の取材へ同行しました。外は曇り空ですが、天気予報では、出かける頃に雨は止むとのこと。ですが、出発する時に編集長は「傘、持って行った方がいいな」と言って、傘を用意し出かけました。私は傘が荷物になるのを嫌い、そのまま向かう事にしました。

 すると、事務所を出た途端に雨が。一旦、事務所に戻ろうと、踵を返しかけた時に編集長が「T.S、傘あるぞ」とカバンから折り畳み傘を取り出し、手渡してくれました。私が傘を持ってこないことも読んでいたかのような準備力には、脱帽しました。

 今度はタクシーを拾おうとした時のことです。編集長と近くの小さな通りで捕まえようとしていたのですが、車通りも少なく、たまに通るタクシーは乗車中でした。「大通りに行った方がいいんじゃないですか」と私が提案すると、編集長は「いや、もうちょっと待ってみよう」と答えました。そんなやりとりをした直後、空車のタクシーはやってきて、予定よりも早く取材先に到着することができました。

 ズバリ的中する編集長の読み。逆に私の方は外れてばかりです。今週末の菊花賞は、編集長の予想を参考にしようかと思います。

(スタッフT.S)

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