日本の夏といえば、そう甲子園ですね。いよいよ明日9日に開幕します。ちょっと週末の天気が心配ですが、球児たちのパワーで雨雲を吹き飛ばしてくれることでしょう。

 皆さんもご存じの通り、編集長も筋金入りの高校野球ファンです。やはり故郷・愛媛県の代表校の応援には熱が入ります。特に今年は例年以上に、手に汗を握って応援するのではないかと思います。なぜなら、愛媛県が“野球王国”であり続けられるかどうかの瀬戸際にあるからです。

 実は現在、夏の都道府県別甲子園勝率トップは6割5分の愛媛県なのです。1953年の第35回大会以来、60年もトップの座を守り続けているというのですから、さすがは「野球」の名づけ親と言われる正岡子規の故郷ですね。

 しかし、2位・大阪府との差はわずか1厘にまで迫っており、今大会、初戦で愛媛県が敗れ、大阪府が勝てば、その時点で愛媛県の首位陥落が決まるのです。

 今大会の愛媛県代表は小松。創部68年目にして初めて甲子園の切符をつかんだ公立校です。果たして、“小松旋風”を巻き起こし、“野球王国”の座を守り抜くことができるのでしょうか。初戦の相手は同じ公立校の山形中央。愛媛県出身でもないのに、私までなんだかドキドキしてきました……。

 それにしても、60年もトップの座を守り続けてきたとは、すごいですね。ひと昔前までは“野球不毛の地”とも言われていた新潟県出身者としてはすごすぎて、開いた口がふさがりません!

 ちなみに現在、新潟は3割3厘で、下から3番目の47位。初戦敗退が当然だった時代から見れば、上出来の数字だと私自身は思っているのですが……。

 甲子園の季節は、全国で“故郷愛”が咲き誇ります。それがまた、高校野球人気の理由のひとつでもあるのでしょう。いずれにせよ、今大会も熱戦が繰り広げられることを期待しています!

(スタッフS)
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