ニューヨーク・ヤンキースからFAになっていた松井秀喜が、ロサンゼルス・エンゼルスと1年契約を結ぶことで合意したと米メディアが報じた。年俸はスポーツ専門局ESPNによると、650万ドル(約5億8000万円)。これが事実なら今季の年俸1300万ドルから半減する形になる。メジャーリーグ移籍8年目にして、松井は新天地に活躍の場を求める。
 ワールドシリーズMVPを獲得し、ヤンキースの王座奪還に貢献した松井は今季が契約最終年。本人は残留を希望していたが、ヒザの故障を抱え、外野守備に不安が残ることなどから球団との交渉は進展していなかった。エンゼルスはア・リーグ西地区で3連覇中の強豪。過去には長谷川滋利が99年から01年まで在籍していた。今季はリーグチャンピオンシップでヤンキースに敗れ、DHを打っていたウラジミール・ゲレロがFAとなっており、その後釜として期待されている。イチローの所属するシアトル・マリナーズとは同地区となり、直接対決が増えそうだ。