29日、第82回選抜高校野球大会の出場32校が決定した。昨秋に行なわれた秋季大会に基づき、各地区から29校が選出。一方、21世紀枠には候補にあがっていた９校から山形中央、向陽（和歌山）と川島（徳島）の３校が選出された。このうち向陽は74年以来、実に36年ぶり。海草中時代には夏２度の優勝を誇る古豪復活となった。初出場の山形中央は1995年以降、私立校の甲子園出場が続いている山形県内において、県立校でも十分に健闘していることが評価された。同じく初出場の川島は部員18人の少人数ながら初めて挑んだ四国大会でもベスト８進出が選出理由となった。
初出場は東海大望洋（千葉）、自由ヶ丘（福岡）、宮崎工、嘉手納（沖縄）に21世紀枠の山形中央、川島を加え、昨年より１校多い６校となった。最多出場は３年連続となった中京大中京の30度目。同校は37年夏、38年春以来の夏春連覇に挑む。今治西（愛媛）は４年連続での出場を決めた。沖縄からは嘉手納と興南が選出され、史上初の２校出場となった。
３月13日に組み合わせ抽選会が行われ、21日に開幕する。
出場32校は次の通り。
＜北海道＞
北照（北海道）10年ぶり３度目
＜東北＞
秋田商（秋田）４年ぶり６度目
森岡大付（岩手）７年ぶり２度目
＜関東＞
東海大相模（神奈川）４年ぶり８度目
花咲徳栄（埼玉）７年ぶり２度目
前橋工（群馬）15年ぶり４度目
東海大望洋（千葉）初出場
＜東京＞
帝京（東京）３年ぶり14度目
日大三（東京）８年ぶり17度目
＜東海＞
大垣日大（岐阜）３年ぶり２度目
中京大中京（愛知）３年連続30度目
三重（三重）15年ぶり10度目
＜北信越＞
高岡商（富山）４年ぶり４度目
敦賀気比（福井）２年ぶり３度目
＜近畿＞
神戸国際大付（兵庫）５年ぶり３度目
大阪桐蔭（大阪）３年ぶり４度目
立命館宇治（京都）６年ぶり２度目
神港学園（兵庫）４年ぶり５度目
天理（奈良）３年連続20度目
智弁和歌山（和歌山）２年ぶり９度目
＜中国・四国＞
開星（島根）２年連続２度目
関西（岡山）３年ぶり10度目
広陵（広島）３年ぶり22度目
今治西（愛媛）４年連続12度目
高知（高知）３年ぶり15度目
＜九州＞
嘉手納（沖縄）初出場
宮崎工（宮崎）初出場
興南（沖縄）２年連続４度目
自由ヶ丘（福岡）初出場
＜21世紀枠＞
山形中央（山形）初出場
川島（徳島）初出場
向陽（和歌山）36年ぶり15度目