四国・九州アイランドリーグ選抜チームが16日、福岡ヤフードームで福岡ソフトバンクホークスと交流試合を行った。ソフトバンクは20日のパ・リーグ開幕を前にしてスタメンに主力選手を揃え、昨季11勝をあげたホールトンが先発した。リーグ選抜は2回、先発の吉川岳(高知)が小久保裕紀、多村仁志に連続2塁打を許すなど、集中打を浴び、5点を失う。対する打線は昨季の新人王・攝津正らも登板した相手投手陣の前にわずか2安打に抑えられ、0−6で敗れた。
 リーグ選抜は2回に5点を奪われたものの、香川の韓国人ナックルボーラー、キム・ギョンテら後続のピッチャーが好投。ソフトバンク打線を4回以降は3安打1失点に抑えた。一方、攻撃では4回、末次峰明(愛媛)が2塁打でチャンスをつくり、続く中村真崇(香川)もヒットで続く。末次は果敢にホームを狙ったが、あえなくタッチアウト。絶好の得点機を逃し、これが唯一のチャンスとなった。ソフトバンクは7回以降、攝津、ファルケンボーグ、馬原孝浩と、“SBM”の勝利の方程式を披露。それぞれ被安打0と格の違いを示し、順調な仕上がりをみせた。またソフトバンクからは元香川の堂上隼人が2番手捕手として出場している。

 キム(香川)、1回3分の1を無失点(ヤフードーム)
アイランドリーグ選抜  0 = 000000000
福岡ソフトバンク    6 = 05000001×
[ア] 吉川(高)−野原(高)−キム(香)−能登原(愛)−前川(香)−竹原(徳)
[ソ] ホールトン−大場−攝津−ファルケンボーグ−馬原