長崎セインツが23日、福岡ヤフードームで福岡ソフトバンク(2軍)と交流試合を行った。ソフトバンクはオフに右ひざ手術を受けた影響で調整が遅れていた主砲の松中信彦が「1番・DH」で出場。長崎投手陣は松中こそ4打数1安打に抑えたが、2回に立岡宗一郎のタイムリーの満塁本塁打などで5点を失うと、6回までに14失点。反撃は6回の大西正剛のタイムリーによる1点にとどまり、1−14で敗れた。
 陽、2塁打でアピール(ヤフードーム)
長崎セインツ         1 = 0000010000
福岡ソフトバンク(2軍) 14 = 0540230000(特別ルールで10回まで実施)
[長] 本田−森下−土田−石田−藤岡−酒井−小林
[ソ] 岩嵜−大西−巽

<ソフトバンク・堂上、1軍初出場 ヤクルト・三輪は初の開幕1軍>

 香川オリーブガイナーズから昨季、福岡ソフトバンクに入団した堂上隼人捕手が、22日の北海道日本ハム戦(札幌ドーム)で1軍初出場を果たした。春のキャンプからA班(1軍)でアピールし、オープン戦でも1軍に帯同することが多かった堂上は、今回、初の開幕1軍入り。昨年7月に初昇格した際には、出番がなかったが、22日の試合は1−14と大量リードされていたこともあり、7回の守備からマスクをかぶった。

 内容は2投手をリードして2失点で、8回には久米勇紀のスライダーを捕り損ね、パスボールが記録された。その後、9回の攻撃で打席が巡ってきたところで代打を送られ、NPB初打席はお預けとなった。秋山幸二監督はかねてから強肩の28歳を「キャッチャーらしいキャッチャー」として評価しており、現段階では田上秀則に次ぐ2番手捕手としての地位を占めつつある。今後も1軍のベンチから次のチャンスに備える日々になりそうだ。

 また東京ヤクルトで3年目を迎える三輪正義(元香川)が初の開幕1軍入りを決めた。三輪は春のキャンプこそ2軍だったが、外野にも挑戦して幅を広げ、オープン戦から1軍に合流。限られた出番の中で打率.625と好成績を残し、実力でベンチ入りの座を射止めた。

 昨季は俊足を武器に、イースタンリーグの盗塁王(36個)に輝いただけでなく、課題の打撃でもリーグ3位の打率.321。このオープン戦でも外野の間を鋭く抜いて2塁打、3塁打を放つ打席が目立った。「打撃が楽しくなってきた。コーチからも“2軍で3割打てるなら、自信を持っていい”と言われている」。昨季は代走のみの出場だったが、今季は初打席、そして初安打も期待できるはずだ。

<巨人2軍と7月に交流試合>

 四国・九州アイランドリーグは、5月22、23日に巨人2軍と交流試合を行うことを発表した。22日は徳島インディゴソックス、23日は香川オリーブガイナーズがそれぞれ単独チームで挑戦する。巨人との四国での交流試合は5年連続。昨年は高知と香川が対戦し、いずれも敗れている。

<徳島−巨人戦、試合概要>
【日時】 5月22日(土) 14時(12時開場)
【場所】 アグリあなんスタジアム
【料金】 自由席大人:1500円
      自由席小中生:600円
※当日販売のみ

<香川−巨人戦、試合概要>
【日時】 5月23日(日) 13時(11時開場)
【場所】 香川県営野球場
【料金】 内野自由席:1500円
      内野自由席小中生:600円
      外野自由席大人:700円
      外野自由席小中生:400円
※チケットは3月27日(土)10時発売開始