コンセプトは「208Smiles(208の笑顔)」 〜2022年ワールドカップ開催計画〜

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 2022年FIFAワールドカップ日本招致委員会(委員長・犬飼基昭日本サッカー協会会長)は17日、14日にFIFAに提出した「招致ブック」(開催計画書)の概要を公表した。開催のコンセプトは「208Smiles(208の笑顔)」。現在、FIFAに加盟している208の国・地域とともにワールドカップを“共催”することを謳っている。計画には世界377カ所で3億6000万人を動員するファンフェスト(パブリックビューイング)の開催や、すべての国と地域から6000人の子どもたちをワールドカップ親善大使として日本に招待する試みなどが盛り込まれ、単なるサッカーイベントを実施するだけにとどまらない“次世代ワールドカップ”を提案する内容になっている。
(写真:招致ブックを開きながら、コンセプトを説明するサッカー協会・田嶋専務理事)
 最先端のテクノロジーとホスピタリィ。招致ブックで示された計画は、日本の強みを全面的に押し出した形だ。招致コンセプト「208Smiles(208の笑顔)」を実現するための柱は大きく分けて3つ。ひとつは「最新テクノロジーによるサッカーコンテンツの革新」だ。スタンド内に設置された200個の高繊細カメラでピッチ上の選手やボールの動きをあらゆる角度から撮影する「Freeviewpoint Vision」や3D映像を駆使し、スタジアム内の大型ディスプレイや世界中のファンフェスト会場、インターネットを通じて誰もがワールドカップの興奮を味わえることを目指している。また「FIFA Hyper Application」を開発し、個々人の携帯端末から試合映像の視聴はもちろん、デジタルチケッティングシステム、電子マネーや50カ国語対応の音声自動翻訳などのサービスが受けられる。

 2つ目は「ファンフェストの革新」だ。2006年のドイツ大会では、世界中で過去最大規模の1800万人がパブリックビューイングを楽しんだ。計画では208すべての国と地域でファンフェストを実施し、最新技術を活用した映像でサッカーファンを楽しませる。
 そして3つ目がおもてなしの心をいかした「次世代育成活動の革新」だ。大会期間中、208すべての国と地域から子どもたちを招待。ワールドカップを直に体験してもらうとともに、広島や長崎の被爆都市を訪問して世界平和について学ぶなど、次世代を担う人材育成に力を尽くす。

 招致委員会の犬飼委員長は「FIFAの事務レベルからは“日本の提案は突出していてユニークだ”と評価を受けた」と“次世代ワールドカップ”をアピールする大会構想に手応えを感じた様子。しかし、「各理事がどうみているかはこれから。(招致実現への)自信が得られるよう、各理事と直接会って説明していきたい」と語った。
(写真:招致ブックにはポップアップのしかけやコンセプトムービーが収められたプレイステーション・ポータブルが付けられた)
 
 今後は南アフリカ大会開催前に実施される6月10日のFIFA総会でプレゼンテーションを実施。7月19日からはFIFA視察団が日本を訪問する。開催国の決定は12月2日(予定)。2018年の開催国と併せて、24名のFIFA理事によって決められる。
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