四国・九州アイランドリーグの香川から福岡ソフトバンクに入団した堂上隼人捕手が、22日の北海道日本ハム戦(ヤフードーム)に「9番・キャッチャー」で出場。1軍初スタメンを果たした。今季最も多くのマスクをかぶってきた山崎勝己の故障により、先発のチャンスを得た堂上は6回の第2打席、日本ハム・武田勝のチェンジアップをとらえ、センター前へ。NPB4打席目で初安打を記録すると、続く第3打席でもレフト前ヒットを放った。しかし、守りでは3投手をリードして計7失点。9回の守備からは交代を命じられ、試合も0−7で敗れた。
 2年目の今季、堂上は初の開幕1軍入り。3月22日の北海道日本ハム戦で試合途中からマスクをかぶり、初出場した。その後、2軍落ちしていたが、5月中旬に復帰。6月5日の広島戦で代打で初打席を経験した。永川勝浩に対し、「入ったと思った」と本人も手ごたえ充分の大飛球をライトに放つ。しかし、フェンス手前で好捕され、初打席初安打はならなかった。「やはり1軍は楽しい。勉強になる」。控え捕手として出番が限られる中、ようやく巡ってきた機会で一定の結果を残した。

 ただ、リードでは苦労している。この試合はソフトバンク投手陣が12四球と乱調で、うまく守り立てることができなかった。マスクをかぶった3試合ではいずれも失点しており、配球の未熟さを指摘する声もある。今後は守りで首脳陣、投手陣の信頼を得ることが課題となりそうだ。

<高知、阪神・ソフトバンク連合チームと引き分け>

 四国・九州アイランドリーグの高知ファイティングドッグスは22日、阪神鳴尾浜球場で阪神2軍、福岡ソフトバンク2軍の連合チームと交流試合を行った。高知は阪神ドラフト1位右腕の先発・二神一人(法大)から3本塁打を集中して序盤にリードを奪う。しかし4回以降、連合チームの反撃を許し、試合は7−7の引き分けに終わった。

 西本も2二塁打でアピール(鳴尾浜)
高知ファイティングドッグス   7 = 040210000
阪神・福岡ソフトバンク(2軍) 7 = 200311000 (9回引き分け)
[高] 吉川−山隈−野原−武田−濱田−丸野
[連] 二神(阪)−玉置(阪)−佐藤(ソ)−オルムステッド(ソ)−有馬(ソ)
本塁打   (高)梶田、飯田、駿河

【関西独立リーグ】

 新田の完投勝利で2位浮上(紀州6勝3敗、大東龍間、16人)
紀州レンジャーズ    6 = 024000000
コリア・ヘチ        4 = 000120010
勝利投手 新田(1勝2敗)
敗戦投手 石址鎣(2勝4敗)
本塁打  (コ)姜秉秀1号ソロ

 コリア、引き分け挟み8連敗(紀州7勝3敗、大東龍間、20人)
紀州レンジャーズ    11 = 311015000
コリア・ヘチ         3 = 000000012
勝利投手 最上(2勝5敗)
敗戦投手 金沢(0勝3敗)

<順位表> 勝  負  分  勝率   差  残 
1.神戸   19  13  0  .593  M1  4
2.紀州   15  15  3  .500  3.0  3
3.コリア  13  16  3  .448  1.5  4 
4.明石   11  14  6  .440    0  5


【BCリーグ】
◇前期
 藤井、4安打完封勝ち(福井2勝2敗、福井フェニックススタジアム、304人)
信濃グランセローズ       0 = 000000000
福井ミラクルエレファンツ   6 = 00014100×
勝利投手 藤井(8勝3敗3S)
敗戦投手 芦田(2勝2敗)
本塁打  (福)織田2号ソロ