明けましておめでとうございます。2014年も、「ニノスポ.com,」を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 年明け早々、寒い日が続いていますね。こんな日は、熱燗でも一杯……お酒の話になると長くなるので、今回はやめておきます(笑)。

 この季節、一番心配なのは体調管理ですね。電車やバスに乗ると、あっちで「ゴホゴホ」、こっちで「クシュン、クシュン」。体調を崩している人は、少なくないようです。皆さんの周りは大丈夫でしょうか。

 弊社では今のところ、編集長もスタッフも、みんな元気に出社しています。しかし、油断は禁物。試合や記者会見など、集団のところに行くことが多い仕事だけに、しっかりと管理しなければなりません。

 さて、ある日のことです。書斎にいらっしゃった編集長が、駆け込むようにしてスタッフルームに入ってきました。そして、こう言ったのです。
「みんな、インフルエンザが流行っているから、気を付けるんだぞ!」

 テレビでタミフルも効かないウイルスが出てきた可能性があるというニュースを耳にし、スタッフを心配してくれて注意喚起をしてくれたのです。

 そして編集長は、こう続けました。
「とにかく手洗いが大事だから。一に手洗い、二に手洗い、三四がなくて、五に手洗いだからな!」
「はい!」

 そして、有言実行とばかりに水道で手を洗う編集長。さすが、口だけの私とは違います!

 ところが、きれいに手を洗い終えると、編集長は「じゃあ、これから取材に行ってくるから」と言って、出かけて行ってしまいました。

 残されたスタッフは一様に、首をかしげたのは言うまでもありません。数秒間、スタッフルームはシーンと静まり返ってしまいました。そしてその後、熱い議論が交わされたのです。

「手洗いって外出から帰ってきた時にするものですよねぇ?」
「そうですよね。でも今、編集長、わざわざ手を洗って出かけましたよね」
「うぅん、どういうことだろう……」

 その答えは未だに謎のままです。しかし、考えてみれば、「外出前の手洗い」こそ、本当の意味での予防かもしれません。数年後には、常識になっているかも!? さすがは編集長。これぞ、まさに“先見の明”ですね。

(スタッフS)
◎バックナンバーはこちらから