四国アイランドリーグPlusの後期シーズンは23日、優勝へのマジックを1としていた首位の香川オリーブガイナーズが三重スリーアローズを破り、2010年後期以来、2期ぶりのリーグ制覇を果たした。前期は借金4と低迷した香川はエース高尾健太を中心に投手陣を建て直し、7月と8月に5連勝。ケガ人も出て苦しいチーム状況の中、猛追した徳島インディゴソックスを振り切り、最終戦で優勝を決めた。香川は2年連続の年間王者をかけ、25日からスタートするリーグチャンピオンシップ(3戦先勝制)で前期優勝の徳島と対戦する。25日の第1戦は香川のホーム、レクザムスタジアムで18時プレーボール。
 大場、塚本、冨田で完封リレー(香川5勝1敗2分、津、265人)
香川オリーブガイナーズ   3 = 003000000
三重スリーアローズ      0 = 000000000
勝利投手 大場(3勝1敗)
敗戦投手 糸川(5勝6敗)
セーブ   冨田(3勝3敗9S)
本塁打   (香)リ10号2ラン

 後味悪い首位打者争い 徳島・松嶋に4四球(愛媛4勝4敗、坊っちゃん、1,475人)
徳島インディゴソックス    5 = 110000210
愛媛マンダリンパイレーツ  10 = 32310100×
勝利投手 小林(4勝5敗6S)
敗戦投手 バレンティン(4勝3敗2S)

 なお個人タイトルでは投手部門で香川・高尾健太が2年連続で最多勝と最多奪三振の2冠を獲得。最優秀防御率には徳島・岩根成海が初の0点台(0.68)で輝いた。打撃部門では新人の迫留駿(高知)が7月までに12本塁打を放ち、タイトルを受賞。最終戦までもつれ込んだ首位打者争いはリーグ初年度から在籍する愛媛・古卿大知が.372で7年目の初タイトルとなった。ただ、23日の最終戦では2厘差に迫った徳島・松嶋亮太に対し、愛媛投手陣が満塁での押し出しも含む4連続四球を与え、後味の悪さも残った。

<個人タイトル> 
(投手部門)
・最優秀防御率
岩根成海(徳島) 0.68
・最多勝     
高尾健太(香川) 15勝
大川学史(徳島)
・最多セーブ
富永一(徳島) 18セーブ
・最多奪三振    
高尾健太(香川) 129個

(野手部門)
・首位打者
古卿大知(愛媛) .372
・最多打点   
リ・ミョンファン(香川) 54打点
・最多本塁打  
迫留駿(高知) 12本塁打
・最多盗塁   
流大輔(高知) 33盗塁

<順位表> 勝  負  分  勝率   差 ※後期全日程終了
1.香川   19  9  4  .679  優勝
2.徳島   18  11  3  .621  1.5
3.愛媛   15  14  3  .517  3.0
4.高知   11  19  2  .367  4.5
5.三重   9  19  4  .321  1.0


【BCリーグ】
◇後期
 モタ、11安打を打たれるも粘投で完投勝利(石川1勝2敗1分、石川県立野球場、878人)
信濃グランセローズ    4 = 010000021
石川ミリオンスターズ   9 = 44100000×
勝利投手 モタ(3勝5敗)
敗戦投手 杉山(11勝4敗1S)
本塁打  (石)謝敷11号3ラン

 高谷、4安打完封勝ち(富山5勝4敗1分、福井フェニックススタジアム、2,203人)
富山サンダーバーズ     1 = 000001000
福井ミラクルエレファンツ   0 = 000000000
勝利投手 日名田(8勝5敗1S)
敗戦投手 高谷(8勝11敗2S)

 雨天中止
新潟アルビレックスBC − 群馬ダイヤモンドペガサス