喘息1 グラクソ・スミスクライン株式会社が運営する喘息情報ウェブサイト「Zensoku.jp」にて、当HP編集長・二宮清純がナビゲーターを務める対談シリーズ「二宮清純のゼンソク人間学」が好評配信中です。このシリーズでは幼い頃から喘息に悩まされてきた二宮が、病気を克服して活躍しているスポーツ選手、元選手と対談。喘息をいかに乗り越えるかというテーマで話を進める中で、この病気への理解を深め、患者さんを勇気づけることを目指しています。今回は柔道の秋本啓之選手と、喘息の専門医で日本大学医学部内科学系呼吸器内科学分野准教授、同大学医学部附属板橋病院睡眠センターセンター長の権寧博先生との対談を実施。その全編を公開しました!

 

当サイトでは対談の一部を特別にご紹介します。

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 体力強化で始めた柔道

 

二宮: 秋本さんは何歳から喘息を発症したのでしょう。

 

秋本: 母から聞いた話によると、2カ月半くらいの時に細気管支炎になって人工呼吸器をつけないといけないくらいひどかったそうです。それから風邪を引くごとに喘息の症状が出るようになりました。

 

: 2カ月半という時期だと、おそらくRSウイルスの感染によって気道が炎症を起こし、重篤な状態になってしまったのでしょう。その場合は、喘息を発症するリスクも高まるんです。

 

二宮: では、小さい頃から呼吸が苦しかったと?

 

秋本: はい。風邪を引くと症状がひどくなりました。肩で息をしないといけない感覚で、音がヒーッと鳴るんです。悪くなると吸入器で薬を吸っていた記憶があります。

 

二宮: 柔道を始めたのは?

 

喘息2秋本: 親父と兄貴がやっていた影響で5歳頃から始めました。喘息だったので、体を鍛える意味もあったんです。でも発作が出ている時は稽古がきつかったですね。

 

二宮: 治療は今も継続していると?

 

秋本: 2年ほど前に、症状がまたひどくなって、それからは気道の炎症を抑える吸入ステロイド薬と、気管支を広げる拡張薬の配合吸入薬を勧められて使っています。症状が出ると、発作止めの薬も吸入しますね。

 

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 今後も喘息を乗り越え、第一線で活躍中のアスリートが登場予定です。どうぞお楽しみに。


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