グラクソ・スミスクライン株式会社が運営する喘息情報ウェブサイト「Zensoku.jp」にて、当HP編集長・二宮清純がナビゲーターを務める対談シリーズ「二宮清純のゼンソク人間学」が好評配信中です。このシリーズでは幼い頃から喘息に悩まされてきた二宮が、病気を克服して活躍しているスポーツ選手、元選手と対談。喘息をいかに乗り越えるかというテーマで話を進める中で、この病気への理解を深め、患者さんを勇気づけることを目指しています。今回はプロレスラーの高山善廣選手と、喘息の専門医で仁友クリニック院長の杉原徳彦先生との対談を実施。その後編を公開しました!

当サイトでは対談の一部を特別にご紹介します。
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 就寝時の加湿器使用を

二宮: 私は犬やネコの毛がダメで、ペットを飼っている家に行ったり、人に会ったりしただけで症状が出そうになります。高山さんは日常生活で気をつけていることはありますか。
高山: 僕もネコはダメです。体がかゆくなってしまう。あとカビ臭いところは良くないですね。試合で地方の古い体育館に行くと、控室がものすごくカビ臭かったりする。その時はどうしても調子が悪くなります。

杉原: 私もネコを飼っている家に行くと、玄関を入った瞬間にわかりました。そのくらい敏感でしたね。発症の引き金になる要素はペットや、ほこり、気温や気圧、湿度の変化など、いろいろなものがあります。患者さんには症状を引き起こすリスクを極力、排除することをオススメしています。

二宮: カーペットやぬいぐるみなど、ほこりが溜まりやすいものは避けた方がいいということでしょうか。
高山: 家はフローリングですし、ぬいぐるみもありません。ベルトならいっぱいありますが(笑)。そういえば海に行った時、磯の香りをかいで調子が悪くなったこともあります。理由はわかりませんが……。

杉原: その場の状況がわからないので、あくまでも推測ですが、低気圧や台風が近づいていて、気温、湿度、気圧の変化が影響したのかもしれません。喘息患者の方は気候の微妙な変化にも敏感ですからね。

二宮:  ホテルの部屋や飛行機の機内など乾燥した場所に長時間いると、調子がおかしくなることがあります。
杉原: 適度な湿度を保つことは不可欠ですね。特に冬場など乾燥した環境では、就寝時の加湿が大事です。よく日中に加湿器を使って、寝る時はスイッチをオフにしてしまう方がいます。起きている時は水分補給などもできるので、湿度が保てますが、寝ている間は一気に乾いてしまいますから。
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今後も喘息を乗り越え、第一線で活躍中のアスリートが登場予定です。どうぞお楽しみに。
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