メジャーリーグのプレーオフ・リーグチャンピオンシップは11日、アメリカンリーグで初戦を勝利したテキサス・レンジャーズがデトロイト・タイガースとの延長戦を制し、2連勝を収めた。レンジャーズは1点ビハインドの7回、ネルソン・クルーズの2試合連続となるソロアーチで同点に追いつき、延長戦に持ち込む。そして延長11回、無死満塁でまたもクルーズがレフトスタンドへ一発を叩き込んでサヨナラ勝ちした。レンジャーズの上原浩治、建山義紀には2試合連続で登板機会がなかった。
 またナショナルリーグでは第1戦を落としたセントルイス・カージナルスの打線が爆発。初回に3番アルバート・プホルスの2ランで先制すると、その後も着々と得点を重ねる。終わってみれば17安打12得点の猛攻でミルウォーキー・ブルワーズを圧倒し、対戦成績を1勝1敗の五分に戻した。ブルワーズの斎藤隆に出番はなかった。

◇ア・リーグ
 ポストシーズン史上初、サヨナラ満塁弾(レンジャーズ2勝、レンジャーズ・ボールパーク)
デトロイト・タイガース     3 = 003000000 00
テキサス・レンジャーズ    7 = 200000100 04× (延長11回)
勝利投手 アダムズ(1勝0敗)
敗戦投手 ペリー(0勝1敗)
本塁打  (タ)レイバーン1号3ラン
       (レ)クルーズ2号ソロ、3号満塁

◇ナ・リーグ
 プホルス、先制2ラン含む5打点(カージナルス1勝1敗、ミラーパーク)
セントルイス・カージナルス  12 = 202120401
ミルウォーキー・ブルワーズ  3 = 000200010
勝利投手 リン(1勝0敗)
敗戦投手 マーカム(0勝1敗)
本塁打  (カ)プホルス1号2ラン、フリース2号ソロ
       (ブ)ウィークス1号2ラン、フィルダー2号ソロ