大王製紙株式会社のエリエール公式サイト内にて、二宮清純が月1回、アスリートゲストをお招きする対談コーナー「やさしさに包まれて」が好評配信中です。このコーナーでは、各競技からアスリート、元アスリートをお招きし、それぞれのスポーツの魅力を伺いながら、戦いの日々の中でホッと“やさしく”なれる瞬間についてインタビューしていきます。前回の女子プロゴルファー馬場ゆかりさんに続く5人目のゲストはプロバスケットボール選手の五十嵐圭さんです。現在、対談第1回「日本バスケを強くするために」を配信中です。

 当サイトでは対談の一部を特別にご紹介します。
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二宮: バスケットボールのシーズンも開幕して盛り上がりをみせていますが、来年のロンドン五輪で日本代表は残念ながら出場権を逃してしまいました。
五十嵐: ここ2年、僕も代表から外れていましたが、五輪に出ることはバスケットボールを多くの方に観ていただけるチャンスでした。非常に残念な気持ちでいっぱいです。

二宮: 1976年のモントリオール大会以来、日本の男子は五輪から遠ざかっています。五十嵐さん自身が感じる世界との差はどこにあるのでしょう?
五十嵐: やはり日本のスタイルをまだ確立できていないところにあるのではないでしょうか。他国と比べるとアジアの中でも選手の平均身長は高いわけではありません。そのなかで世界と戦うには何をすべきか。細かいハンドリングだったり、技術の部分では他国より勝っている部分はいくつもあるので、そこをどう生かすかが重要だと考えています。

二宮: 高さではかなわなくても、五十嵐さんが持ち味にしているスピードを生かしたり、日本流の戦い方はあると?
五十嵐: そうですね。ただ、現状はどうしても力負けしているところがあります。日本のスタイルを徹底するには高校、大学あたりから同じような指導を続けていくことが必要です。徐々にそういった取り組みも生まれつつありますが、どうしてもヘッドコーチが交代すると、やり方が変わってしまう。日本が強くなるためには選手、指導者ともに、もっと中長期的な視野を持たなくてはならないと感じます。
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 各ゲストとの対談は全4回に渡って更新します。更新は原則として毎週月曜日です。五十嵐選手との対談第2回は12日に更新します。どうぞお楽しみに!