福岡ソフトバンクからFA宣言してメジャーリーグ挑戦を表明していた和田毅が、ボルチモア・オリオールズと2年契約を結んだ。米メディアによると、年俸は2年総額815万ドル(約6億3600万円)で、3年目は球団が契約の選択権を保有し、その際の年俸は500万ドル(約3億9000万円)。背番号は「18」に決まった。オリオールズは今季、ア・リーグ東地区最下位。シーズン途中まで上原浩治がセットアッパー役を務めていたが、投手力が弱く、チーム防御率はメジャー30球団で最低(4.89)だった。球団は先発の一角として左腕に期待を寄せている。
 またミルウォーキー・ブルワーズをフリーエージェントになっていた斎藤隆のアリゾナ・ダイヤモンドバックス入りも決定した。1年契約で年俸は175万ドル(約1億3650万円)。来季、42歳となる斎藤にとってメジャー7年目のシーズンとなる。同球団に日本人選手が所属するのは初めて。今季の斎藤は故障もあって前半戦は出遅れたが、後半戦はリリーフ陣の一角に入って好投。30試合に登板して4勝2敗、防御率2.03の成績でチームの地区優勝に貢献した。ダイヤモンドバックスも今季、ナ・リーグ西地区を制しており、ベテラン右腕を補強することで連覇への体制固めをする考えだ。