大王製紙株式会社のエリエール公式サイト内にて、二宮清純が月1回、アスリートゲストをお招きする対談コーナー「やさしさに包まれて」が好評配信中です。このコーナーでは、各競技からアスリート、元アスリートをお招きし、それぞれのスポーツの魅力を伺いながら、戦いの日々の中でホッと“やさしく”なれる瞬間についてインタビューしていきます。今月のゲストは元サッカー日本代表選手の福西崇史さんです。現在、対談第4回(最終回)「日本に真の強豪クラブを!」を配信中です。

 当サイトでは対談の一部を特別にご紹介します。
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二宮: 現役引退後は、客観的に日本と海外のサッカーを見る機会が増えたと思います。福西さんの現役時代と比べて、日本サッカーのレベルはどの程度、上がっているのでしょう?
福西: ものすごく上がっていると感じます。海外に移籍するだけではなく、香川真司(ドルトムント)のように、しっかり結果を出せる選手が出てきたことがそれを証明しているのではないでしょうか。

二宮: では、次回のブラジルW杯、日本の目標は?
福西: ベスト8を狙ってほしいです。これまでの代表は監督が代わるたびに新たなサッカーを構築していました。しかし、ザッケローニ監督は岡田武史監督のやってきた攻守ともにチーム一丸となって戦うスタイルを踏襲しつつ、攻撃面での課題にも取り組んでいます。前体制のベースに上積みするかたちでチームづくりをしている点は、日本にとってプラスではないでしょうか。

二宮: 海外で活躍する選手が増えた半面、心配なことがあります。Jリーグでは昨季、J2から昇格した柏レイソルがJ1で優勝し、天皇杯もJ2同士の決勝になりました。各クラブの実力が拮抗していると言えば聞こえはいいのですが、リーグ全体のレベルが頭打ちになっているのでは?
福西: J1クラブは頑張らなければいけないですよね。もちろん、柏や京都、FC東京ともに実力で勝ったことは事実ですし、ジャイアントキリングもサッカーの醍醐味だとは思います。とはいえ、簡単に優勝させてはダメだと思いますね。

二宮: 福西さんの現役時代は、リーグ戦もカップ戦も強豪クラブが優勝を争い、下位クラブや下部クラブの前に立ちはだかっていました。
福西: 僕が磐田にいた頃は、鹿島アントラーズがライバルでしたし、他にも横浜F・マリノス、浦和レッズなど強いクラブがありました。その前は、打倒・ヴェルディ川崎(現東京V)でマリノスが台頭してきた。2強でも、3強でもいい。抜きんでて強いクラブに他が対抗するという構図があったほうがリーグが盛り上がると思いますね。
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 各ゲストとの対談は全4回に渡って更新します。更新は原則として毎週月曜日です。3月からは元プロ野球選手の黒木知宏さんが登場。対談第1回は3月5日に更新します。どうぞお楽しみに!