大王製紙株式会社のエリエール公式サイト内にて、二宮清純が月1回、アスリートゲストをお招きする対談コーナー「やさしさに包まれて」が好評配信中です。このコーナーでは、各競技からアスリート、元アスリートをお招きし、それぞれのスポーツの魅力を伺いながら、戦いの日々の中でホッと“やさしく”なれる瞬間についてインタビューしていきます。前回の元サッカー日本代表・福西崇史さんに続くゲストは野球解説者の黒木知宏さんです。現在、対談第1回「今季の広島は台風の目!」を配信中です。

 当サイトでは対談の一部を特別にご紹介します。
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二宮: プロ野球の開幕も3月30日と近づいてきました。今回は黒木さんと今季の野球界を展望しながら、いろいろとお話できればと思っています。さて、まずは2月の各球団のキャンプを視察して印象に残ったチームは?
黒木: やはり大型補強をした巨人の戦力は抜けていますね。補強がいい刺激になって選手の仕上がり具合もいい。他の5球団がしっかり巨人包囲網を敷かないと夏前には独走してしまうかもしれません。

二宮: 巨人を追いかけるとすれば、どの球団でしょうか?
黒木: 3連覇を狙う中日が一番手でしょうね。落合博満前監督から高木守道新監督に代わって、チームがどうなるか気になっていたのですが、実際に練習を見てみるとグラウンド内の様子は何ら変わっていませんでした。選手個々が高い意識を持ってキャンプを過ごしていましたし、若手にもそれが受け継がれている。今季も大崩れはしないように感じました。

二宮: 中日はドラフト1位の高橋周平選手(東海大甲府高)の評判がいいですね。
黒木: パッと見たイメージでは、昔、ヤクルトで活躍した(ロベルト・)ペタジーニみたいですね。バットの出が遅れ気味かなと思いきや、うまくヘッドを効かして、その勢いで体と一緒にバットが素早く出てくる。だから打球がポーンときれいに上がるんです。とてもスター性のあるバッターですよ。高卒1年目ですが、使い続ければ、そこそこ結果は残すのではないでしょうか。

二宮: 昨季2位の東京ヤクルトはリードオフマンの青木宣親が抜けました。今季も上位争いができるでしょうか。
黒木: 私と同じ宮崎県出身の赤川(克紀)、七條(祐樹)がキーマンになるでしょうね。ヤクルトは石川(雅規)、館山(昌平)の2枚看板に、村中(恭兵)、増渕(竜義)という若い先発陣も出てきました。あと1、2枚、ローテーションを任せられるピッチャーが出てくれば、十分、上位を狙えます。由規がどこまで肩痛から戻ってこられるか分からない状況ですから、赤川と七條がどれだけ頑張るかでヤクルトの順位が変わってくるのではないでしょうか。
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 各ゲストとの対談は全4回に渡って更新します。更新は原則として毎週月曜日です。黒木さんとの対談第2回は12日に更新します。どうぞお楽しみに!