米男子ゴルフの祭典「マスターズ」は日本時間7日、2日日を迎えた。アマチュア選手ながら2年連続でオーガスタの舞台を踏んだ松山英樹は通算1オーバーの31位に入り、昨年に引き続いて予選を通過した。一方、4度目の出場となる石川遼は初日に続いて崩れ、通算9オーバーの77位。2年連続の決勝ラウンド進出はならなかった。首位は52歳のベテラン、フレッド・カプルスと、ジェイソン・ダフナー(いずれも米国)が通算5アンダーで並んでいる。
 昨年のマスターズで最高成績を収めたアマチュア選手に贈られる「ローアマチュア」を受賞した松山が、夢の舞台でまたも輝きを放っている。初日は3バーディー2ボーギーのトータル1アンダーとし、14位と好発進。2日目はその“貯金”が生きた。

 この日の松山は序盤の3番でバーディを奪う幸先のよいスタート。たが、6番でボギーを叩くと9番でつまづく。パー4のホールでミスが相次ぎ、ようやく4打目でグリーンに乗せると、パットも短い距離を決めきれず、3パットを要した。痛いトリプルボギーでスコアを一気に落とした。

 我慢の展開となったが、後半に盛り返す。16番でティーショットをピン側につけ、ひとつスコアを戻すと、続く17番でも2オンに成功。2連続バーディを決めた。結局、4バーディ3ボギー1トリプルボギーで2つスコアは落としたものの、首位とは6打差と充分に上位を狙える位置で予選突破を決めた。

 今回のマスターズでは他にもアマチュア2選手が予選を通過した。ただ、松山は他の2選手には4打差をつけている。史上5人目の2年連続ローアマも射程圏内だ。