(写真:「世界一を奪還するしかない」と意気込む小久保監督<中央>)

(写真:「世界一を奪還するしかない」と意気込む小久保監督<中央>)

 2日、来年3月に開催される「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC」(WBC)のアジアで開催されるラウンドの会場と日程および出場チームが発表された。第2回以来の王座奪還を狙う日本は、東京ドームで行われる1次ラウンドでキューバ、中国、オーストラリアと戦うことが決まった。1次ラウンドは3月7日から11日までの期間で行われる。

 

 前回大会と同じように、日本は予選ラウンドをホームで戦う。東京プールの会場は東京ドームで日本、キューバ、中国、オーストラリアが対戦する。ソウルプールの会場は高尺スカイドームで韓国、チャイニーズタイペイ、オランダ、予選通過チーム(※ブラジル、イギリス、イスラエル、パキスタンのいずれか)が戦う。東京プールとソウルプールのそれぞれ上位2チームが、3月12日からスタートする東京ドームで行われる2次ラウンドに進出する。対戦方式、対戦カード、試合開始時刻等はいずれも決定次第、発表される。

 

 東京プールの中で日本のライバルとなるのは、キューバだろう。キューバとは前回大会でも1次ラウンドで対戦し、3-6で敗れている。昨年のWBSCプレミア12では、日本とは対戦しなかったものの、決勝トーナメントに進出した。WBCを含めた国際大会で常に上位に入ってくる強豪だ。代表チームを指揮する小久保監督は、「しなやかさとスピード、強さを兼ね備えた野球をする」と敵国の印象を語った。

 

 開催発表を受けて、小久保監督は「今日の日程を見て、1次ラウンド、2次ラウンドともに東京で開催することが決まり、具体的な作業に入っていける」と述べた。日本は第1回WBCで王貞治監督が率いて世界一に輝き、第2回は­原辰徳監督の下、連覇を達成した。山本浩二監督が指揮を執った前回大会は、準決勝のプエルトリコ戦で惜しくも敗れてベスト4に終わった。小久保監督は「球界の大先輩方が築いてきた日本野球の歴史を汚すことないような戦いをしていきたい。最終目標は、2017年WBC世界一奪還です」と力強く誓った。