ピッツバーグ・パイレーツは現地時間24日、ロサンゼルス・エンゼルスから高橋尚成を獲得すると発表した。同25日からチームに合流する。メジャー3年目の高橋は、今季もエンゼルスで左の中継ぎとして42試合に登板。0勝3敗、防御率4.93の成績だった。19日にマイナーへ降格した後、ウェーバー公示されており、左投手を探していたパイレーツが獲得に乗り出した。
 パイレーツはナ・リーグ中地区で20年ぶりのプレーオフ進出を狙っている。昨季まで19年連続負け越し中の弱小球団だったが、今季は67勝58敗と地区3位につけ、ワイルドカードは射程圏内だ。レギュラーシーズンの戦いも残り1カ月強となり、9月からは出場登録選手枠が40人(普段は25人)に広がることから左のリリーバーとして高橋に白羽の矢が立った。同地区にはミルウォーキー・ブルワーズの青木宣親もおり、左対左の日本人対決も実現しそうだ。